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晴れ間広がるも関東~東北沿岸など一部雨に…台風17号通過とともに暑さ復活するところも:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
1日9時の予想天気図(気象庁HPより)。

10月1日は台風17号が関東~東北の沖を通過し、関東や東北沿岸など雨が降るところがありますが、全国的には晴れるところが圧倒的に多く、30度を超える暑さが復活するところが増えそうです。
台風が持ち込む暖かく湿った空気の影響で、蒸し暑い体感になるでしょう。

一方、台風18号は台湾付近をノロノロと動きながら発達中で、沖縄や九州の一部で雨になるところも。
今後の見通しも含めて気象予報士が解説します。

1日は暑さの記録更新も

1日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。
1日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。

1日は広い範囲で日差しが届き、西~東日本では30度以上の真夏日となるところが増えそうです。
名古屋では昨日9月30日に、観測史上最多となる今年94回目の真夏日でしたが、1日も記録を更新しそうです。

台風17号の情報(気象庁HPより)。
台風17号の情報(気象庁HPより)。

台風17号は1日のうちに関東~東北の沿岸を通過する予想です。
伊豆諸島では昼前にかけて激しい雨、本州ではさほど強くは降らないものの、千葉を中心とした関東南部や、茨城~岩手の沿岸で一時的に雨が降りそうです。関東~東北沿岸は風も強くなるでしょう。

台風18号の情報(気象庁HPより)。
台風18号の情報(気象庁HPより)。

一方、沖縄では台風18号の影響で非常に激しい雨が降るところも。
また九州北部では台風と前線の影響で、夜遅くに雨が降りそうですが、中国・四国地方では(2つ目の天気分布予報の図ではあちこちで雨が降りそうなっていますが、実際には)ほとんど降らない見込みです。

週後半は前線+台風で広範囲で雨か

週間予報(気象庁HPを元に作成)。
週間予報(気象庁HPを元に作成)。

2日(水)に北日本を寒冷前線が通過したあと、3日(木)以降は別の前線が本州~九州付近にかかり、そこへ台風18号周辺の湿った空気が流れ込んで、広い範囲で雨となりそうです。
特に西日本では雨の量が多くなるおそれがあります。

台風18号本体は今後もノロノロと動き、3日(木)~5日(土)にかけて沖縄付近を通過する見通し。
ただ、前掲の通り予報円もまだ大きく、最新の情報を確認するようにしてください。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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