アーティストと人気アレンジャー、スーパーバンドが出会い、新しいものが生まれる、音楽愛溢れる「場所」
“グッドミュージック”が生まれる「場所」
アーティストと、日本を代表するアレンジャーとスーパーバンドがこの「場所」で出会い、一夜限りのセッション。素晴らしい化学反応が起こり、グッドミュージックが生まれる――その「場所」が、BS-TBSで毎月第3土曜日(18:30~)に放送されている音楽番組『Sound Inn S』だ。
1回の放送で3曲を、それぞれ違うアレンジャーがアレンジを手がけ、違う編成のバンドで演奏するというこだわり
放送開始から6年半、数々の“名演”が生まれたこの番組は、出演したアーティストの誰もが「楽しかった」「新しい自分を見つけることができた」「また出たい」と口を揃える。それは一回の放送でオリジナルやカバーなど3曲を、それぞれの曲を違うアレンジャーがアレンジし、違うバンド編成で”セッション”する楽しさを味わえるから。その瞬間にその場でしか生まれない音楽を作ることの醍醐味を味わうことができるのだから、アーティストにとってはこれほど堪らない「場所」はないはずだ。この番組はライヴでありレコーディング風景を捉えた番組でもある。だからセットは半円型の架空のレコーディングスタジオをイメージしている。そこで全員でありったけの情熱を注ぎ、ひとつの音楽を作る。
「音楽を更に好きにさせてくれる番組」(AI)
一流のアレンジャー、ミュージシャン、そして音楽愛溢れるスタッフとディスカッション、セッションし現場で歌うことで、アーティストはそこから得るものが大きいはずだ。この番組に出演したAIは「音楽を更に好きにさせてくれる番組」と絶賛している。そして「楽曲、ミュージシャン、そしてアレンジに対して、これだけリスペクトを感じる音楽番組は他にはない」という渡辺美里の言葉が、この番組の根本にあるもの、伝えたい想いを表している。
「アーティスト、アレンジャー、ミュージシャンが“ここ”で出会うことで、“何か”が生まれる」(服部P)
同番組の服部英司プロデューサーは「原曲があって、それを我々のオリジナルのアレンジで作るので、原曲のアレンジではやっていない、できていないことをやろうというのがテーマです。それでアーティストに気に入ってもらえて、その後この番組で共演したアレンジャーさんとレコーディングしたとか、ここでのアレンジをライヴでやったという話を聞くと、番組冥利に尽きます。人と人とがつながることで、何かが生まれると嬉しいです」と語り、音作りへのこだわりの先にある“出会い”が、ファンや視聴者を楽しませることにつながることを期待して、そして楽しみながら番組を作っている。
新しい音楽の発見
この番組に度々出演している音楽プロデューサー/アレンジャーの本間昭光は「一回限りという大きなテーマがあり、そこが聴きどころ。そしてアーティストの良さを最大限に引き出すことが、アレンジャーチームのテーマです。制限、制約がほぼないので自由に料理できる。それによって、アーティスト自身もこういう解釈があるんだという発見があるし、こういう生バンドの演奏の中でやると、こんなにも気持ちがいいんだと感じてもらえると思う。その新しい音楽の発見は、スタッフにとっても新鮮だと思うし、観て下さっている視聴者の方も、こういう一面があったんだと思えるような、ちょっとした化学変化を起こすことができれば」と以前インタビューした際、この番組の魅力をそう教えてくれた。
10月24日“地上波スペシャル”でこれまでの“名セッション”を放送
その『Sound Inn S』が10月24日(日)、“地上波スペシャル”としてTBS系列で放送される(16時~17時)。これまでの“名セッション”を1時間にギュッと詰め込んで、セッション後の興奮冷めやらぬアーティストのコメントも、たっぷりと聞くことができる。
出演は、AI、石崎ひゅーい、大原櫻子、上白石萌音、川崎鷹也、木梨憲武、昆夏美、 咲妃みゆ、 城田優、高橋優、新妻聖子、橋本愛、秦基博、三浦大知、 森山良子、 山崎育三郎、 Little Glee Monster、渡辺美里(50 音順)。
【名曲セッション】【ミュージカルソング】【名作アニメソング】と題して、“名演”の数々を楽しむことができる。上白石萌音が歌う「ON MY OWN」(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)は、歌いながら歌の世界にどんどん入っていき、感情が高ぶっていく様子に、観ている方も引き込まれ、大きな感動を与えてくれる。三浦大知は、コロナ禍で自粛期間中に制作した珠玉のバラード「Antelope」を、この日のオンエアのために斎藤ネコのアレンジで収録。楽曲全体に流れる深い愛を掬い、光を当てるような、斎藤のたおやかで繊細なアレンジ。三浦は「(斎藤)ネコさんと皆さんでしか作れないアレンジ、生まれ変わってる感じ」と感動。おなじみの「ルパン三世のテーマ」も、超一流のアレンジャー、ミュージシャンが“超本気”でパフォーマンスするとこうなるんだという、圧倒的で圧巻のアレンジ、演奏にも注目だ。
音楽番組の“真髄”を感じさせてくれる
アーティスト、アレンジャー、バンド、そしてスタッフのエネルギーがひとつになり、熱となって伝わってくる。『Sound Inn S』は、そこにいる全ての人が真摯に音楽に向き合い生まれる、音楽番組の“真髄”を感じさせてくれる。
『Sound Inn S』10/24“地上波スペシャル” セットリスト
1「明日へ」(2017年)/Little Glee Monster
2「瑠璃色の地球」(1986年)/上白石萌音
3「鱗(うろこ)」(2007年)/秦基博
4「木綿のハンカチーフ」(1975年)/橋本愛
5「First Love」(1999年)/三浦大知
6「Antelope」(2020年)/三浦大知
【ミュージカルソング集】
7「Audition」(『LA LA LAND』より/2016年)/大原櫻子
8「On My Own」(『レ・ミゼラブル』より/1980年)/上白石萌音
9「One Day More」(『レ・ミゼラブル』より/1980年)/山崎育三郎・新妻聖子・城田優・昆夏美
【名作アニメソング集】
10「ルパン三世のテーマ’78」(1978年)
11「ガッチャマンの歌」(1978年)/木梨憲武
12「Can You Feel the Love Tonight」(『ライオン・キング』より/1994年)/咲妃ゆみ
13「A Whole New World』(『アラジン』より/1992年)/城田優・昆夏美
14「I'm Still Standing」(『SING/シング』より/1983年)/三浦大知
【名曲セッション集】
15「糸」(1998年)/石崎ひゅーい
16「涙そうそう」(1998年)/森山良子
17「君は天然色」(1981年)/川崎鷹也
18「10 years」(1988年)/渡辺美里
19「明日はきっといい日になる」(2015年)/高橋優
20「Story」(2005年)/AI