【ジャズ生】シニフィアン・シニフィエがすり抜けていった先にはなにが見えるのだろうか?
“ジャズの醍醐味”と言われているライヴの“予習”をやっちゃおうというヴァーチャルな企画“出掛ける前からジャズ気分”。今回は、現代音楽のなかから“現代”をあぶり出す異能派集団“シニフィアン・シニフィエ”。
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そういえば、シニフィアン・シニフィエを聴いていて、なぜ現代音楽とフリー・ジャズは異なる文節で語られるのだろうと思ったことがあった。
シニフィアン・シニフィエはフリーすぎる現代音楽なのだけれど、フリー・ジャズからも現代音楽からも距離をおいている。
それは、2つのカテゴリーのカウンター・アプローチを撚ってひと筋の軌跡を描くことを意味している。
カウンターを究めようとすることは、すなわち正攻法を超えた先にあるものを見ようとすることーー。
ジャズから離れられなかったフリー・ジャズとクラシックから離れられなかった現代音楽のあいだをスルリと抜けて、そんな見たこともない世界へ誘ってくれるのが、シニフィアン・シニフィエ。
では、行ってきます!
●公演概要
12月20日(日) 開場13:30/開演14:00
会場:公園通りクラシックス(東京・渋谷)
出演:shezoo(ピアノ)、壷井彰久(ヴァイオリン)、土井徳浩(クラリネット)、加藤里志(サックス)、大石俊太郎(サックス、フルート)、水谷浩章(ベース)、ユカポン(パーカッション)