ドジャースにいる「ヘルナンデス」は3人→2人→3人と推移。テオとキーケーとあと1人は…
ロサンゼルス・ドジャースの40人ロースターには、3人のヘルナンデスがいる。
先月下旬までは、テオスカー・ヘルナンデスとキーケー・ヘルナンデスに、エリエイザー・ヘルナンデスの3人だった。エリエイザーは、5月15日~29日に5登板の9.2イニングで防御率8.38を記録し、31日にDFAとされた後、今月7日にFAとなることを選択し、8日にミルウォーキー・ブルワーズとメジャーリーグ契約を交わした。その翌日には、ブルワーズで1.2イニングを投げて3安打を喫したものの、得点は許していない。
現在の3人は、テオスカーとキーケーに、ホゼ・ヘルナンデスだ。今シーズン、ホゼは、ピッツバーグ・パイレーツで7試合に登板し、5.1イニングで防御率3.38。今月11日にDFAとされ、13日に金銭トレードでドジャースへ移籍した。
エリエイザーは右投手、ホゼは左投手だ。また、ホゼのドジャース在籍は、今回が2度目。2016年5月のプロ入りから、2022年12月のルール5ドラフトでパイレーツに指名されるまで、ドジャース傘下のマイナーリーグで投げていた。
ホゼは、スライダーを多投し、4シームと組み合わせ、そこに、チェンジアップも織り交ぜる。もっとも、スタットキャストによると、今シーズンは、スライダーと4シームが2:1の割合。チェンジアップは投げていない。
テオスカー、キーケー、エリエイザーの3人は、4試合の出場が重なっている。5月20日、22日、24日、29日がそうだ。
ちなみに、ドジャースのヘルナンデスが1試合に計3本のホームランを記録したのは、6月8日だった。テオスカー、キーケー、テオスカーの順に打った。オプタ・スタッツによると、チームメイトのヘルナンデス2人が同じ試合で揃ってホームランは、ドジャースに限らず、メジャーリーグ史上初だという。
一方、テオスカー、キーケー、ホゼの3人が同じ試合に出場することがあるかどうかは、まだわからない。ホゼは、40人ロースターには入ったものの、26人のアクティブ・ロースターには加わっていない。
なお、2017年のシカゴ・ホワイトソックスでは、スターティング・ラインナップに3人のガルシアが並び、外野トリオを形成したことがある。
今シーズン、メジャーリーグでプレーしているヘルナンデスは、テオスカー、キーケー、エリエイザー、ホゼの4人だけではないが、見落としがなければ、野手はテオスカーとキーケーの2人だ。マイナーリーグでプレーしている選手のなかには、野手のヘルナンデスもいるものの、ドジャースで3人のヘルナンデスが外野を占める可能性は、今のところ、ゼロに近い。
ホワイトソックスに揃った3人のガルシアについては、当時、こちらで書いた。