ロシア軍が戦略爆撃機による絨毯爆撃の着弾の様子を公開
11月23日、ロシア国防省はシリア介入作戦で空爆の動画を多数公開しました。その多くが巡航ミサイルの戦果を無人機で撮影したものでしたが、戦略爆撃機から絨毯爆撃を行って地上に着弾した様子も公開されていました。
- ロシア国防省より11/23公開、シリアのISの基地を絨毯爆撃
ロシア軍が投入した戦略爆撃機3機種「Tu-160ブラックジャック」「Tu-95MSベア」「TU-22M3バックファイア」のうち、中型戦略爆撃機のTu-22M3のみ最新型の長距離空対地巡航ミサイルの運用能力が無いため、無誘導の通常爆弾を大量に搭載して、絨毯爆撃に向かった目標はシリアのデリゾ―ルにあるISの基地とされています。
戦略爆撃機からの絨毯爆撃はアメリカ軍もアフガニスタンで行っており、爆撃地点の付近に民間人が居ないと確信できる地帯の敵基地を目標にしていると説明されています。Tu-22M3が使用した爆弾は「OFAB 250-270 (OФAБ 250- 270)」という型番でした。無誘導の通常爆弾です。
- ロシア国防省より11/19公開、シリア爆撃を行うTu-22M3
- ロシア国防省より11/18公開、シリア爆撃を行うTu-22M3