元・北海道日本ハムの投手はメッツに2度DFAとされ、元・埼玉西武の投手はメッツでブレイク中
4月22日、ニューヨーク・メッツは、ブルペンの8人中2人を入れ替えた。グラント・ハートウィグをAAA降格、マイケル・トンキンをDFA――40人ロースター外――とし、ジョシュ・ウォーカーをAAAから呼び寄せ、故障者リストに入っていたショーン・リード-フォーリーを復帰させた。
トンキンがメッツにDFAとされるのは、今月2度目だ。その間のミネソタ・ツインズも含めると3度目。ここまでは、メッツの開幕ロースター入り、3登板の4イニングで8失点(自責点2)、4月5日にDFA、9日に金銭トレードでツインズへ移籍、1登板の2イニングで2失点(自責点2)、13日にDFA、ウェーバー公示中の17日にメッツが獲得、2登板の3イニングで2失点(自責点2)、22日にDFA、と推移している。シーズン全体では、9イニングで自責点6だ。
一方、メッツ傘下のAAAで開幕を迎えたリード・ギャレットは、4月1日に昇格後、6登板で10.2イニングを投げ、2失点と自責点0を記録している。6登板目の20日は、2点リードの9回裏に登板し――クローザーのエドウィン・ディアズは、その前に、8回裏の1死一塁から投げた――ロサンゼルス・ドジャースの3人をいずれも三振に仕留め、メジャーリーグ初セーブを挙げた。ここまで、41人に対して投げ、21三振を奪っている。ちなみに、ディアズとアダム・オッタビーノは、どちらも30人と対戦し、12奪三振と14奪三振だ。
34歳のトンキンと31歳のギャレットは、どちらも、日本プロ野球で投げたことがある。トンキンは、2018年に北海道日本ハム・ファイターズで53登板。ギャレットは、2020~21年に埼玉西武ライオンズで110試合のマウンドに上がった。昨シーズンまでのメジャーリーグ通算防御率は、日本プロ野球時代を挟み、トンキンが186登板の226.1イニングで4.37、ギャレットは31登板の44.1イニングで7.11だった。
なお、こちらもメッツに在籍している日本プロ野球の経験者、元・阪神タイガースの藤浪晋太郎は、AAAで6試合に登板し、計5.0イニングで奪三振も与四球も7ずつ、失点と自責点は5を記録している。メッツは、ブルペンのメンバーを何度か入れ替えているが、藤浪の昇格はなし。まだ、メジャーリーグ2年目を迎えることはできていない。