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【京都市上京区】北野天満宮で梅花祭開催!あたたかな日差しの下で行われた【野点大茶湯】と早咲きの梅

MIZUHO.WORKトラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

本日2月25日(金)は北野天満宮の梅花祭です。梅花祭は北野天満宮のご祭神・菅原道真公の命日を偲ぶ例大祭で、本殿での霊祭(法要)や「野点大茶湯(のだておおちゃゆ)」が開催されました。

野点大茶湯は上七軒の舞妓・芸妓さんが参拝者にお点前を披露する行事です。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、2年ぶりとなった野点大茶湯は青空の下あたたかな陽気のなかで執り行われ、春の訪れを感じる茶会となりました。

芸舞妓さんによる茶の湯は1587年(安土桃山時代)に豊臣秀吉公が催行した「北野大茶湯」に由来しています。九州平定を終え、聚楽第の落慶を記念として催行された茶会は、秀吉公の権威を広く示したとされています。

梅花祭は平安時代から約900年の歴史があります。お米を蒸して大に盛る「大台」「小台」と梅の木を挿した「紙立」をお供えし、菅原道真公の遺徳を偲びます。道真公は梅の花を好んでいたとされ、本日は道真公を懐かしむよう境内の紅白梅がキレイに咲き誇っていました。道真公が詠んだ有名な梅の一句があります。

「東風吹かば にほいおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ(こちふかば においおこせよ うめのはな あるじなしとて はるなわすれそ)」

訳:東風が吹いたなあらば、芳しい梅の花を咲かせておくれ。主人が都にいなくても春の訪れを忘れてはならないよ。

平安時代、左大臣・藤原時平の策略によって九州・大宰府に左遷された道真公の哀愁漂う一句です。北野天満宮では梅苑「花の庭」が公開されており、さまざまな品種の梅の花が庭園を彩っています。現在は早咲きの梅が見頃を迎えており、3月上旬には満開になるでしょう。

2月25日(金)から3月13日(日)までは梅のライトアップが開催され、日没から20時(最終入場:7時40分)まで幻想的な夜梅が楽しめます。

北野天満宮(きたのてんまんぐう)

住所:京都市上京区馬喰町

電話番号:075-461-0005

<梅苑「花の庭」>

開催日時:1月28日(金)~3月下旬 9:00~16:00

<梅苑ライトアップ>

開催日時:2月25日(金)~3月13日(日)日没~20:00

拝観料金:大人( 中学生以上 )1,000円 小人 500円 ※茶菓子付き

公式サイト:https://www.kitanotenmangu.or.jp

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トラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

神社仏閣とお酒をこよなく愛する自由人。仕事は、インバウンドに関する事業に従事。個人活動としてトラベル・グルメ系の連載や寄稿も多数。京都に憧れ、4年前に移住してきた関東人です。地元出身とは異なる視点で地域を発信していきます。

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