ここから3試合は、大谷翔平にとって鬼門の球場!? 通算45打数でホームランは0本
ロサンゼルス・エンジェルスは、9月28日~30日に、グローブライフ・フィールドで3試合を行う。この球場は、テキサス・レンジャーズの本拠地だ。オープンしたのは、昨シーズン。それまでの本拠地は、グローブライフ・パーク(グローブライフ・パーク・イン・アーリントン)だった。名称はよく似ているが、別の球場だ。
大谷翔平は、旧球場のグローブライフ・パークで、打率.432(44打数19安打)と出塁率.479、4本塁打を記録した。それに対し、現球場のグローブライフ・フィールドでは、打率.200(45打数9安打)と出塁率.265、0本塁打だ。
20打数以上の16球場中、ホームランを打っていないのは、グローブライフ・フィールドだけ。30打数以上の10球場中9球場、グローブライフ・フィールド以外は、いずれも2本塁打以上だ。
今シーズンに限っても、10打数以上の14球場のなかでホームランなしは、グローブライフ・フィールドとシカゴ・ホワイトソックスの本拠地、ギャランティードレート・フィールドしかない。
ギャランティードレート・フィールドでは、今シーズンこそ、打率.154(13打数2安打)と出塁率.267ながら、2018年と2019年は、両シーズンとも打率.360と出塁率.460を超え、ホームランも1本ずつ打っている(3シーズンとも、出場は3試合)。一方、グローブライフ・フィールドでは、昨シーズンの5試合が、打率.211(19打数4安打)と出塁率.250、今シーズンの7試合も、打率.192(26打数5安打)と出塁率.276だ。
なお、10月1日~3日に、エンジェルスが最後の3試合を行う球場は、シアトル・マリナーズの本拠地、T-モバイル・パークだ。この球場での大谷の通算成績は、打率.219(64打数14安打)と出塁率.292、4本塁打。今シーズンの6試合は、打率.182(22打数4安打)と出塁率.308、2本塁打だ。4月30日~5月2日と7月9日~11日のどちらも、シリーズ1試合目の2打席目(2打数目)にホームランを打った。この2本は、3回表に先頭打者のデビッド・フレッチャーがアウトになった直後という点も共通する。
9月27日を終え、ア・リーグの本塁打トップ4は、ともに46本のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)とサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)、45本の大谷、43本のマーカス・シミエン(ブルージェイズ)となっている。