台風12号が持ち込んだ危険な暖湿気 東北地方は真夜中の危険度上昇に十分な警戒を
台風12号は温帯低気圧に
沖縄を通過後、東シナ海を北上し、朝鮮半島の南端を通過した台風12号は、きょう24日(火)午前9時に日本海で温帯低気圧に変わりました。
ただ台風の北上とともに熱帯から湿った空気をたっぷりと日本付近へ持ち込んできたため、これから危険度の高い大雨に見舞われる所もありそうです。
東北地方は活発な前線通過
あす25日(水)午前9時の予想天気図をみると、台風12号から変わった低気圧は日本海を進み、この南側に暖湿気を伴った活発な前線があって、東北地方を通過していく見込みです。
前線付近では熱帯の暖湿気と北海道の東にある高気圧から吹き出す比較的冷涼な空気がぶつかるため、雨雲がかなり発達する予想です。
真夜中に危険度急上昇のおそれ
すでに東北地方では雨が降り出していますが、日付が変わる頃には日本海から活発な雨雲がかかりはじめ、あす25日(水)明け方にかけて、ピークとなるでしょう。
秋田県などの日本海側を中心に、局地的には雷を伴い1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みで、雨雲の発達具合によっては、数時間で100ミリ以上の大雨となってもおかしくない状況です。
気象庁から発表された情報では今後24時間の最大降水量は東北地方で150ミリとなっていますが、タイトル画像にある通り、コンピュータの計算では、150ミリを超え、200ミリに達する所もある予想となっています。
雨がピークとなるのが、真夜中の暗い時間となりますので、今夜はなるべく安全な場所でお休みになった方がよさそうです。