【久留米市】全国各地にある水天宮の総本宮は久留米にあり! 1190年創建 「全国総本宮 水天宮」。
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今回ご紹介するのは、福岡県久留米市瀬下町、筑後川のすぐ側に鎮座する「全国総本宮 水天宮」。
日本全国や、ハワイ等各地に鎮座する水天宮の総本宮になります。
全国総本宮 水天宮
水天宮の創建は、建久初年(1190年)と伝えられています。
由来は?
後に、筑後川流域は戦場になることが多く、幾度も社殿を遷し、慶長年間には久留米市新町1丁目に遷り、慶安3年(1650)久留米藩2代藩主有馬忠頼公の時、筑後川に臨む現在地になりました。
御祭神
御祭神は天御中主神をはじめ平家ゆかりの安徳天皇、高倉平中宮、二位の尼の4柱の神をお祀りしています。
また、壇ノ浦の戦いで生きていたという安徳天皇と、地元豪族の娘・玉江姫と恋をしたという「恋物語」があります。
境内に優雅に咲いていた椿の花がきっかけに二人は結ばれたそう。そのことにより椿の花は御神紋となりました。ご本殿周辺は、現在も18種のツバキで囲まれています。
御神徳
水天宮は古来より水の神として農業・漁業・船舶業者のみならず、子供の守護神、安産、子授の神としても篤く信仰されています。
御神木
水天宮の御神木は、神橋を渡り心字池のそばにあります。
眞木神社(境内社)
水天宮の参道の中央付近に鎮座するのは「眞木神社」です。
祀られているのは水天宮の第22代の宮司でもあった眞木和泉守保臣命(まきいずみのかみやすおみのみこと)こと真木保臣をはじめ、一門及び門下生12人と、天王山にて共に自刃された16烈士を奉斎しています。
また、境内には、彼の銅像と幽居した「山梔窩(さんしか)」の摸式家屋がこの地に建てられています。
ちなみに福岡県筑後市水田242には、久留米藩の藩政改革に失敗し、9年9カ月謹慎した模式ではない「山梔窩」が今も残っています。
山梔窩という名の由来は、庭にクチナシ(梔)が植えられたことからとも「口なし」(藩への発言を止められた自分の立場)からとったともいわれています。
水神社(境内社)
本殿の裏にひっそりと建つ「水神社」。
水徳の神様・彌都波能売神(みつはのめのかみ)と安産の神様・鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)の2柱を祀っています。
社殿前に置かれた「肥前狛犬」は、有馬氏以前に久留米城主だった田中吉政公の治水工事に携わった肥前の石工が奉納したもの。
自分の痛いところを撫でればその痛みがとれるとされ、「撫で狛犬」とも言われおり多くの方々から崇敬されています。
軍艦千歳慰霊碑
軍艦千歳とは、昭和13年に就役し、昭和19年10月25日フィリピンレイテ湾海戦にて沈没した航空母艦です。
300年前、筑後川は千歳川と呼ばれており、その名をとって命名されました。艦内に水天宮を奉斎していたことから水天宮と縁の深い軍艦でした。 千歳と共に命を落とされた方々の御霊を慰めるために、 昭和52年に軍艦千歳慰霊碑が建立されました。
御朱印
【神社情報】
全国総本宮 水天宮
住所:福岡県久留米市瀬下町265-1
受付時間:9:00〜16:00(常時)
※お時間の都合がつかない方はお問い合わせください。
TEL:0942-32-3207
駐車場:あり
御朱印:あり
アクセス:
[電車でお越しの方]
・JR久留米駅 水天宮口より徒歩(約10分)
・西鉄久留米駅 タクシー(約10分)
[お車でお越しの方]
九州自動車道
・鳥栖I.Cから約12Km(約20分)
・久留米I.Cから約22Km(約20分)
長崎自動車道
・東脊振I.Cから約25Km(約30分