【久留米市】学業の神様 菅原道真公をまつる「北野天満宮」。天喜2年(1054年)創建の歴史ある神社。
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今回ご紹介するのは、福岡県久留米市北野町中に鎮座する「北野天満宮」です。
天喜2年(1054年)に創建されたと伝えられている御祭神 菅原道真公を祀る神社です。
時の関白藤原道隆の孫、貞仙僧正が、京都の北野天満宮より菅原道真公の分霊をこの地に祀ったことが始まりとされています。
一ノ鳥居
ニノ鳥居より西へ約300m程に立つ一ノ鳥居。この先から北野天満宮の境内かと思うと、かなりの敷地を有しています。
ニノ鳥居
北野天満宮への入り口かと思われがちですが、こちらがニノ鳥居になります。
石造鳥居
ニノ鳥居から御神橋を渡ると現れるのが、福岡県指定文化財(建造物)昭和37年7月26日指定「石造鳥居」です。
「石造鳥居」は銘文より慶長12年(1607)に建立され、またの名を「肥前鳥居」と言われています。この鳥居は、笠木の長さは5.35m、高さ4.01m、地面での両柱の間隔は2.5mで凝灰岩を削ってつくられています。
大楠
石造鳥居の横に大きくそびえ立つのが福岡県指定文化財(天然記念物)昭和33年11月13日指定の「大楠」です。
樹齢1000年近くにもなるこちらの大樟は、
根元周囲は22.0m、枝張りは東へ11.0m、樹高は17.5mを測ります。
その大きさは圧倒される存在です。北野天満宮のパワースポットです!
楼門
その先に進むと朱塗の華麗な楼門が建っています。
楼門内神額には「仰高(ぎょうこう)」とあり、孔子の論語に出てくる言葉です。
簡単にすると「仰げば仰ぐほどいよいよ高く、切り込めば切り込むほどいよいよ堅い。」そのような意味合いだそう。
また、菅原道真公ゆかりの花といえば「梅」ですね。
太宰府の「飛び梅」になぞらえた「神梅」が玉垣の内に枝を伸ばしています。
本殿
1054年の建立以来、地元の人はもちろん、各地から多くの参拝者が訪れる由緒ある神社です。学問、文芸上達の神様として知られている菅原道真公を祀っています。
御祭神
竹内宿称神(厄除長寿)
菅原道真公(学業成就・文芸上達・身体健固)
住告大神(交通安全)
その他の見どころは?
御祭神 菅原道真公とカッパについての伝説もあり、その伝説を証明するかのように、現在でも「カッパの手」が天満宮の宝物として大事に保管されているようです。
「カッパの手」は拝見することはできませんが、昭和三十五年 緒方千山作による子供が蛇に襲われようとしているのを、河伯(カッパ)が助けている様子を描いた絵が楼門に飾られています。
その他には毎年、10月の第3日曜日には県の無形文化財に指定されている、秋祭り「御神幸祭(きたのくんち)」が行われます。
御神体である鏡を御神輿にのせ、下宮までの約2kmを下って行きます。河童の化身である風流(ふりゅう)師が行列の先頭を務め、その後に可愛らしい稚児風流、大名行列を模した奴隊、最後に神輿が続きます。
また、「光の道」といえば宮地嶽神社が有名ですが、北野天満宮でも光の道を見ることができます。
春分の日(3月21日)、秋分の日(9月23日)頃に、北野天満宮の参道から楼門を夕日がまっすぐ差し込む神秘的な光景が現れます。
御朱印
【神社情報】
北野天満宮
住所:福岡県久留米市北野町中3267
利用可能時間:自由に参拝できます
定休日:
お問合せ先:北野天満宮内社務所(0942-78-2140)
駐車場:20~30台
交通アクセス:西鉄甘木線北野駅から徒歩約3分