人間関係に悩んでいる人へ。オスカー・ワイルドの名言「誘惑を振り払う唯一の方法は…」英語&和訳
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はオスカー・ワイルドの名言をご紹介します。オスカー・ワイルド(1854~1900年)はアイルランドの詩人・劇作家です。
今回は、人間関係に悩んでいる人に届けたいオスカー・ワイルドの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人間関係に悩んでいる人へ。オスカー・ワイルドの名言「誘惑を振り払う唯一の方法は…」英語&和訳
「誘惑を振り払う唯一の方法は、それに屈することである」
Oscar Wilde(オスカー・ワイルド)
人は常に欲と戦っていますよね。例えば、あなたは結婚しています。ある日素敵な人から「2人で食事に行きませんか」と誘われました。当然、配偶者がいるわけですから、その誘いには乗るべきではないですよね。ただ、そこでは欲との戦いがありますよね。
私自身も欲に屈しかけたことがあるのですね。ある人を好きになって、その人にはその時付き合っている人がいて、その二人の仲を引き裂こうとするという、最低のことをしかけたことがあったのですね。
それは相手の方がすごく真面目な方だったので、未遂に終わったのですが、その時に感謝が足りなかったなと感じたのですね。自分はいろいろな人に支えられて生きているのに、支えてくれている人のことは全く見ないで、好きな人のことばかり考えて、本当に大切な人を大切にしていなかったなと。
人が欲に屈するときというのは、現状に対する感謝の気持ちが薄いときなのではないかなと思うのですね。欲というのは求めることですよね。今の状況に幸せを感じているなら、それ以上を求めることはないと思うのですね。むしろ、欲に屈することによって、それが破壊されることを恐れるのではないかなと。
私は「人生では良いことと悪いことが同じ分だけ起こる」と信じているのですね。良いことがあれば、その後悪いことがある。悪いことがあれば、その後良いことがある。何かを得れば何かを失う。何かを失えば何かを得る。
これは美輪明宏さんがよくテレビでおっしゃっていますよね。美輪さんはこれを「正負の法則」と呼んでいますね。
何かを手に入れたときというのは必ずその代わりに何かを失っていると思うのですね。例えば、宝くじで1億円当たったと。たぶんその代わりに失うものもあると思うのですね。平穏な暮らしだったり、良好な人間関係だったり、そういうものは大金を手にすると維持するのが難しくなるかもしれませんよね。
何かを得るということは何かを失うことなのだと。そして、もしかするとその失ったものは得たものよりも価値があるものだったかもしれない。そう考えると、欲しかったものが手に入らなかったとしても、それは必ずしも悪いことではないのかもしれないなと。
人間関係に悩んでいる人へ。「幸せ」に関する名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はオスカー・ワイルドの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『オスカー・ワイルドの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、オスカー・ワイルドの名言を21句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「幸せ」に関する名言集【英語原文と和訳】(世界の偉人たちの言葉)』(外部リンク)という記事では、「幸せ」に関する世界の偉人たちの名言を39句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「幸せ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「成功とは求めたものを得ること。幸せとは得たものを求めること」
デール・カーネギー(アメリカの作家)
「幸せの秘訣は健康と忘れっぽさ」
イングリッド・バーグマン(スウェーデンの女優)
「求めているものの一部が欠けていることは、幸福に欠かすことのできない要素の一つである」
バートランド・ラッセル(イギリスの哲学者)
お読みいただき、ありがとうございました!