本気で結婚相手を見つけたいなら、イケてない同性が集まる「戦場」で勝負せよ
●今朝の100円ニュース:出会い求め 5000人集う(中日新聞)
結婚ほど人の「本音」が見えやすい場面は少ないと思う。仕事や友達付き合い、遊び半分の恋愛は建前でもこなせることがあるが、結婚はそうはいかない。毎日の食事をともにして、セックスをし、子育てをして、お互いの肉親とも密接かつ長期的に関わり合うことになる。キレイ事や義理で結婚するわけにはいかないのだ。
線の細い同級生とばかり付き合っていた人が、かなり年上でもっさりした雰囲気だけど頼りがいはありそうな異性と結婚するような事態が起こる。セックスと生活のバランスを勘案して判断した結果だろう。
出会いには限りがあり、その中で本音に近い結婚相手を見つけなければならない。しかし、自分が「いいなあ。欲しい!」と心底思った異性がいたとしても、その場に強力な競争相手がいたら成就はしにくい。
人は、その場その場で見た目と中身が最も魅力的な異性に関心が向くものだからだ。にも関わらず、若くて自信のない人は「イケてる」同性の友だちを合コンなどに誘ってしまう。戦略としては大間違いと言っていいだろう。
婚活パーティーや街コンなどが各地で盛んに行われている今、重要なのは化粧や洋服などで「自分磨き」をすることではなく、えげつないほどの「戦場選び」である。もっとはっきり言おう。イケてない同性が集まる婚活パーティーや街コンに参加すれば、素敵な異性をつかまえられる可能性が高まる。
友人Aさん(金融機関勤務の男性、当時35歳)は、都内の合コンではなかなか成果を上げられなかったものの、赴任先の地方都市で開かれた自治体主催の婚活パーティーで一番の美人と「両想い」になって結婚することができた。本人は「(全国から積極的な人が集まって働いている)東京では戦いにくかったけれど、地方に来れば僕の男性偏差値はトップクラス。地元を離れたくない美人を選び放題」と鼻息荒く語っていたのを思い出す。
今朝の中日新聞によれば、昨日に名古屋の動物園で開かれた「東海コン」には5千人もの男女が参加したらしい。これも戦場としては適切ではない。名古屋という場所はともかく、規模が大きすぎるからだ。男女ともに目移りしてしまい、海水浴場で異性をナンパできるぐらいの猛者でなければ相手を見つけるのは難しいだろう。
結婚相手探しは絶対評価でありながら相対評価でもある。自分が比較的輝ける場所を選び、自信を持って立ち振る舞うことで、本音で「いいな!」と思える異性を得られやすくなる。下品な邪道かもしれないけれど、本気で結婚相手を探している人は一度実践してみてほしい。