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8月の勝敗。横浜DeNAは勝率.750、他の11球団は.600未満。読売は4ヵ月続けて負け越し

宇根夏樹ベースボール・ライター
今年の横浜DeNAはホームで貯金10、アウェーで借金1 JULY 31,2021(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 8月の白星が最も多かったのは、18勝の横浜DeNAベイスターズだ。勝率.750も両リーグ・ベスト。他の11球団は、いずれも15勝に届かず、勝率.600未満だった。

筆者作成
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 7月を終えた時点で、横浜DeNAは借金3を抱え、4位にいた。そこから1ヵ月で、貯金9の2位に浮上した。首位の東京ヤクルト・スワローズとの差は、6.5ゲームだ。25日から4連敗を喫した――26日~28日は東京ヤクルトにスウィープされた――ものの、24日までの16試合で14勝を挙げ、一時は4ゲーム差に迫った。

 2017年10月の3勝0敗を除くと、横浜DeNAが月間勝率.700以上を記録したのは、横浜ベイスターズ時代の2001年7月以来だ。この時も、勝率は.750(12勝4敗1分)だった。

 ちなみに、今シーズンの月間勝率.700以上は、8月の横浜DeNAが4球団目。その前の3球団は、3・4月に勝率.727(16勝6敗1分)の東北楽天ゴールデンイーグルス、6月に勝率.826(19勝4敗0分)の東京ヤクルト、7月に勝率.700(14勝6敗0分)の阪神タイガースだ。

 また、現時点において、月間勝ち越しのストリークを継続しているセ・リーグの球団は、7月と8月に2ヵ月続けて勝ち越しの横浜DeNAしかない。パ・リーグでは、埼玉西武ライオンズが5月から4ヵ月連続の勝ち越し。オリックス・バファローズの勝ち越しも、6月から3ヵ月続いている。

 一方、継続している月間負け越しのストリークは、読売ジャイアンツの4ヵ月連続が最も長く、東北楽天の3ヵ月連続がそれに次ぐ。北海道日本ハム・ファイターズは、どの月も勝ち越してはいないものの、5月と7月は勝率.500ちょうど――それぞれ、12勝12敗0分と11勝11敗0分――なので、勝ち越しでも負け越しでもなかった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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