オクラホマで竜巻発生

現地時間水曜(30日)、アメリカ・オクラホマ州タルサで竜巻が発生しました。現地のメディアによると、これまでのところ、7人がケガをし、そのうち１人が重体とのことです。家の屋根が吹き飛ばされたり木々が倒れたりと、被害が広がっています。

今後も続く竜巻のリスク

竜巻を発生させた低気圧と前線は東に移動し、金曜日にはアメリカ東部の広い範囲に、竜巻の恐れがあります。加えて大雨も予想され、多いところで150ｍｍの雨が降る見込みです。

アーカンソー州ではすでに洪水の被害が出ていますが、さらに被害が拡大する恐れがあります。また、水曜日にはカンザス州で直径約5センチの雹が観測されていますが、今後も引き続き、雹への警戒も必要です。

今年は竜巻が多い

今年は異例な事態が起きています。今年初めからの竜巻の発生数は、すでに200個を超え、いつものこの時期の平均に比べて50個以上も多くなっています。特に2月が異常で、平年の4倍以上となる138個の竜巻が発生しました。今年アメリカ東部などでは記録的な暖冬となりましたが、季節はずれの暖かい空気によって、いつも以上に天気が荒れたのです

そしてこれからは、竜巻のシーズンに突入します。4月から6月は竜巻が最も多い時期なのです。

竜巻のクイズ

本格的な竜巻シーズンの到来を前に、毎年アメリカの竜巻常襲地帯では、避難訓練が行われます。学校では生徒が地下室、もしくは窓のない建物の内部に逃げて、頭を手で抱え、身を伏せる練習をします。アメリカ出身の友人は、避難の時は大きな本を持って逃げて、それを首に当てて頭を守るのだと言っていました。日本にように、防災頭巾の用意はないようですね。

避難場所と言えば、先日、アメリカの気象当局のサイトに面白い投稿が出ていましたので、ご紹介しましょう。

約束通り発表された答えは、こちらです。

皆さんの答えはいかがでしたか。