【京都市】東山区 白河法皇の寵妃と伝わる「祇園女御」の供養塔が円山公園のそばに!
平安後期、院政を開いた日本国第72代天皇である白河法皇(1053-1129)。
摂関家から政治の実権を奪い、天皇家の家長という立場で40年以上も続く院政をはじめた天皇です。
祇園女御は、晩年の白河法皇から寵愛をうけて権勢を持った女性。
祇園女御の住居跡には、「祇園女御供養塔」があります。
平氏繁栄の基礎をつくった人である平清盛。
『平家物語』にも書かれているように、その異例な出世のスピードなどから、実は清盛は白河法皇の「落胤(らくいん)」だったという説もあるほどに、平家と密接な関係にあった白河法皇。
かつては大物海外アーティストなどもよく来日演奏していた「円山音楽堂」の西側に供養塔があります。
女御は屋敷の隣接地に「阿弥陀堂」を建立し、法皇崩御の後は法皇の菩提を弔って余生を送ったといわれています。
祇園女御は鍛治師の娘で、白拍子をしていたところ、白河法皇に気に入られたそうです。
京都を中心とした歴史を知るには、大切な場所の一つかもしれませんね。
八坂神社や円山公園、ねねの道、高台寺なども近くにありますので、観光の際には是非、訪問されてみてはいかがでしょう。
祇園堂
京都府京都市東山区祇園町南側604