眼鏡市場は、遠近両用レンズシェアが業界1位 老眼についての疑問は白髪と同じように考えればわかる
一般的に40歳ごろから徐々にはじまる老眼。平たく言えば、近くが見えにくくなってくる現象です。しかし実際に40代以上の人に話を聞くと、老眼を強く感じる人もいれば感じていない人もいる様子。これはなぜでしょうか。
イオンモールのテナントでもよく見かける『眼鏡市場』のメディア向けセミナーに参加し、その理由を伺いました。
■白髪と同じと考えるとわかりやすい
老眼になる人とならない人がいるのか。老眼鏡をかけると老眼は進むのか。老眼という名前は知っていても、進行については知らないことばかりです。
登壇した眼科かじわらアイ・ケア・クリニックの梶原院長のお話によれば、白髪と同じ様に考えることで理解がしやすくなるそうです。
「老眼も白髪も同じ老化現象です。早く白髪が出てくる人がいれば遅い人もいます。同様に早く老眼が出る人もいれば遅い人もいます。よく『老眼鏡をかけると老眼が進みますか?』と質問を受けますが、これも同じですね。白髪を抜いても抜かなくても、生えるスピードは関係ないですし徐々に白髪は増えていきます。同じように老眼をかけてもかけなくても徐々に老眼は進んでいきます」(梶原院長)
ただ不思議なことにどちらも気になると、さも悪化しているように感じてしまう人が多いようです
株式会社メガネトップ 商品部の積木マネージャーは、「日本人は世界一の老眼民族」だと話します。45歳以上の老眼である人の割合が57%も占めているからです。
■遠近両用メガネは老眼バレしにくい
遠くを見た後に近くを見ると見えづらい。そのため、遠くを見るときと近くを見る時で眼鏡をかけたりはずしたりする人も多くいます。この動作が「老眼バレしてしまう」ため、老眼用のメガネをしたくないと、感じる人が多いのだそうです。
しかし遠近両用メガネなら、わざわざつけはずしをせずとも遠くも近くも見ることができます。どうしてでしょうか。
実は私たちは遠くを見る際にはメガネのレンズの上の部分を、近くを見るときは下の部分を通して見ています。そのため、1枚のレンズの上部を遠くが見やすい度数、下部を近くが見やす度数にすればよいのです。これが遠近両用メガネのレンズの仕組みです。(ざっくりですが)
■業界1位の眼鏡市場の遠近メガネの仕組み
現在『眼鏡市場』は、遠近両用レンズにおいて業界内で最大の市場シェアを占めています。2位とも大差をつけてトップなんです。
なかでも眼鏡市場で新しく発売された「ストレスフリー遠近」は、静岡県でテスト販売をした際には、98%が「不満なし」という結果に。
これは日本初の設計となる「一人一人の屈折異常に合わせた最適設計」や「目の年齢に合わせて度数変化を最適化」して作られているそうです。
遠近両用メガネのレンズなんて、どこの眼鏡店で購入しても同じかと筆者は思っていましたが、それは大きな誤解でした。
ストレスフリー遠近は体験無料。気になる人は一度チェックしてみては。