【宗像市】「むなかた子ども大学」デジタルテクノロジーコース開催!小学生がプログラミングを体験学習♬
宗像市では市内在住の小・中学生にむけて、令和3年度に「むなかた子ども大学」を開学しました。
「むなかた子ども大学」では教育関係者をはじめ企業・大学・市民・行政が協力し合って、子どもたちが興味や関心を持つテーマで、体験活動や講座を実施しています。
令和6年2月18日(日)は、特設講座「デジタルテクノロジーコース」を開催し、小学生がデジタルアートでオリジナルデザインのペン立てづくりに挑戦しました。
この日、9時半から12時に行われた第1部(小学校1年生~3年生が参加)の様子を取材させてもらいました。
◇「むなかた子ども大学」特設講座|デジタルテクノロジーコース開催
開催前の様子
会場では講座開催を前に準備がすすめられていました。
この講座では(株)グルーヴノーツが講師をつとめ、福岡教育大学の学生6人がサポート役として子どもたちにレクチャーしてゆきます。
講座をとおして、子どもたちの情報活用能力の向上をはかるとともに、教員を目指す学生のスキルアップも期待できます。
宗像市役所3階の会議室が会場です。
第1部は小学校1年生~3年生で9時半から12時、第2部は3年生~6年生で14時から16時半(各部30人)の予定で開催されます。
保護者とともに参加する小学生が受付に集まりはじめました。
◇「むなかた子ども大学」開校
過去3回開催されたデジタルテクノロジーにふれる特設講座は好評で、今回もデジタルアートでオリジナルデザインのペン立てを作成する講座が開催されました。
活発に手をあげる子どもたちは、やる気に満ちている様子です。
開始前にそばにいた2年生の子に、誰かにすすめられてきたの?と質問してみました。
すると、プログラミングがどんなものか興味があって、自分からすすんできましたと、見事な回答をもらいました。
本日のスケジュールが、順を追って知らされています。
説明を聞きながら、今日作成するペン立てのデザインをイメージしているのでしょうか?
見本として置かれていたペン立ては、カラフルでとてもきれいです。
あくまでもお手本で、ここまでのクオリティは求められていないので、安心して作りましょう。
「かくちょうきのうのペン」「プログラミングアート」といった言葉を見ているのは小学校低学年ですが、動揺する様子もなく熱心に先生の話に聞き入っている姿は、とてもたくましく見えました。
どの子もタブレットやパソコンを使い慣れているようで、操作がスムーズです。
教えられた内容を割とすぐに理解しているようですが、ついていけなくなったり、わからなくなったりしたところは教育大の学生たちがフォローにまわります。
タッチパネル式ディスプレイのタブレットPCを自在に操作しながら、ドンドン作業を進めているようです。
あっという間に1時間近くたちました。
1年生から3年生までの子どもたちが、ランダムに集まったグループとは思えない集中力に、おどろかされるばかりです。
◇後半はいよいよデザイン
後半はいよいよプログラミングアートでペン立てのデザインを作成します。
熱心にまた楽しみながらオリジナルデザインを作り上げていきます。
どの子もモバイル機器の操作にはなれている様子で、器用に手を動かしていました。
素晴らしい作品が、どの席からもドンドンうまれているようです
◇ペン立て作成
デザインができたら順番にプリントアウトを待ちます。
左側のオリジナルデザインは表に、右側はプログラミングを忘れないよう裏面に張り付けます。
ハサミをつかって上手に切り取っていきます。
「ほら、できたよ!」と見せてくれたのは初めてとは思えない、みごとな作品でした。
◇特設講座終了
作品が完成したらアンケートを書いて提出。
この日参加したのは、1年生が13人・2年生が13人・3年生が2人でした。
残念なことに、急きょ体調不良で参加できなかった人もいたようですが、人気のたかい講座だということがわかります。
みんなそろって修了証書がわたされ、2時間半にわたる講座は終了しました。
最後は先生方といっしょに記念写真の撮影です。
デジタル技術にふれ、プログラミングを活用して作り上げたアート作品を手に、子どもたちの顔には達成感と満足感あふれる笑顔がありました。
もちろん教えていただいた先生方への感謝の言葉も忘れていません。
解散後は保護者といっしょに、みんな元気よく帰ってゆきました。
第1部終了後も、講師および学生のみなさんは、第2部にそなえて準備に余念がありません。
質の高い子供向け体験講座を目の当たりにして、とても感動しました。
今回この特設講座で学んだプログラミングのスキルは、子どもたちにとって宝物になったのではないでしょうか。
今後ますます必要とされるデジタルテクノロジーの進化は重要で、これからの時代を担う子どもたちが発展させてくれるのでしょう。
取材を通して、時代のながれに適応する少年少女たちのすがたに、期待感が高まりました。
これからも「むなかた子ども大学」で、学びを深めていってもらいたいものです。
◆「むなかた子ども大学」について
担当部署/宗像市 教育委員会
窓 口/宗像市役所 本館3階
電 話/0940-36-1169
公式ホームページ