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バンデンハーク復帰戦は雨天中止。来週二軍戦に持ち越しへ

田尻耕太郎スポーツライター
シート打撃に登板したバンデンハーク投手(筆者撮影)

約2か月半ぶり、打者に投げた

 24日にナイターで行われる予定だった、福岡ソフトバンクホークスの三軍と四国アイランドリーグPlusの高知ファイティングドッグスの定期交流戦(タマホームスタジアム筑後)は雨天のため中止となった。

 この試合ではバンデンハーク投手が約2か月半ぶりに実戦復帰して先発する予定だった。中止決定後、翌日にスライドはせずに、急きょ室内練習場で組まれたシート打撃に登板した。

 古澤、野村、砂川を相手に試合で想定されていた40球を投げた。結果は打者延べ11人に対して安打性は1本のみ、三振は4つを奪った。四球は1つを与えた。

今季登板はまだ1試合

 今季のバンデンハークは腰痛で出遅れ、6月4日の中日戦で一軍初登板。6回途中4失点ながら勝利投手になっていた。しかし、その登板限りで今度は右肘の張りを訴えて再び離脱していた。

 久々の打者相手の投球を終えたバンデンハークは「今日はバッターに投げられただけで十分。急きょこのような場を設けてくれた首脳陣や協力してくれた選手に感謝をしたい。もう不安なく投げられているし、焦らず一日一日やるべきことをクリアして、チームの為に頑張っていきたい」と話した。

 次週木曜日のウエスタン・リーグのオリックス戦(タマホームスタジアム筑後)での登板が見込まれており、この日が復帰マウンドとなる予定だ。順調に登板を重ねれば9月中旬の一軍昇格も期待できそうだ。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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