自信が持てない人へ。モハメド・アリの名言「50歳になった時、20歳の…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はモハメド・アリの名言をご紹介します。モハメド・アリ(1942~2016年)はアメリカの伝説的なプロボクサーで、通算3度の世界チャンピオンに輝き、19度の防衛を果たしました。
今回は、自信が持てない人に届けたいモハメド・アリの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
自信が持てない人へ。モハメド・アリの名言「50歳になった時、20歳の…」英語&和訳
「50歳になった時、20歳の時と同じように世の中を見ているなら、人生の30年を無駄にしたということだ」
Muhammad Ali(モハメド・アリ)
自分の考え方がガラッと変わる出来事が20代の頃にあったのですね。
私の父は井戸を掘る仕事をしているのですね。私も20代の頃そこで父の仕事を手伝っていたのですが、あるとき、空調設備の会社の社長をしている人と会ったことがあったのですね。
その会社は井戸水を利用した空調システムを開発して、新聞に取り上げられたことがあるくらいの会社で、その会社の社長と会って話をしたのですね。驚いたことに、その社長が何も知らないのですよね。
土木に関すること、井戸に関すること、私の方が詳しいくらいで。私はその時点で数年土木の仕事をしていたのですが。
私の中で、会社の社長というのは、「すごい人」「頭のいい人」「人格的に素晴らしい人」「自分とは全然違う人」というイメージで、そのイメージとは全然違ったのですね。
私は中学の頃から不登校・ひきこもりになって、学校にも行けなかったということ、20代になってもちゃんとした仕事に就けていなかったということ、自分に自信がなかったのですね。
「周りの人はすごい、自分は全然ダメ」と、そう思っていたのですが、その人と出会ったことで、それは違うと気づけたのですよね。「世の中こんなもんなんだな」と。世の中の一番上にいる人と、一番下にいる自分のような人間とでは雲泥の差があると思っていたのですが、そうではないと。世の中、上にいる人間も下にいる人間も大差はない、それに気が付いてすごく気持ちが楽になったのですね。
人を尊敬することは大切だと思うのですね。世の中には立派な人、人格的に素晴らしい人、たくさんいますよね。そこから学ぼうとすることはとても大切だと思うのですが、一方で、世の中は公平ではないと思うのですね。
お金を持っている人がお金を持っていない人よりも人格的に優れているかと言えば、そうではないと思うのですね。その人の持っているものを見て、尊敬できるかできないかを判断するのではなく、その人の心を見て、尊敬できるできないを判断する。それが大切なのではないかなと。
自信が持てない人へ。「人生」に関する名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はモハメド・アリの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『モハメド・アリの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、モハメド・アリの名言を14句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「人生」に関する名言集【英語原文と和訳】(世界の偉人たちの言葉)』(外部リンク)という記事では、「人生」に関する世界の偉人たちの名言を60句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「人生」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「生きることとは苦しむことであり、生き抜くこととは苦しみの中に意味を見いだすことである」
フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
「生きている限り、生き方を学び続けなさい」
セネカ(古代ローマの哲学者)
「人生とは神様の書く小説なのです。ストーリーは神様にお任せすれば良いのです」
アイザック・バシェヴィス・シンガー(ポーランド生まれの小説家)
お読みいただき、ありがとうございました!