海鮮マグカップ丼専門店「いいら」は買いか、消しか?
関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
夏の人気観光地の1つ、沼津漁港に、インスタ映えを狙った、海鮮マグカップ丼専門店「いいら」がニューオープンしました(8月8日)。
沼津港は、新鮮な海鮮丼やフライが、割安に食べられるのが特徴。しかし、このお店では、看板商品のマグカップ丼は、3個セットで2200円(税別)とかなりのお値段。訪ねる価値はあるのでしょうか?
奥まった見つけにくい場所にある海鮮マグカップ丼専門店「いいら」
海鮮マグカップ丼専門店「いいら」は、沼津港の駐車場へ向かう、メインストリートながら、奥まった場所。古い2階建て家屋のリノベーションです。
店頭の様子です。1階は調理場がありカウンター3席ですが、2階もあります。また、夏は暑いですが、お店の前でテラス形式も可能です(2テーブル程度)。
3個のマグカップ丼(税別2200円)の実力は?
3個のマグカップ丼(税別2200円)です。鮭いくら、ホタテ、アジフライを選びました。
アジは沼津港の名物の1つ。フライにしてもその鮮度が、ありありと分かる上物です。また、見た目よりも肉厚でした。
イクラが乗ったホタテも、みずみずしく甘さを感じます。沼津港の魚介の名店は、例えばマグロでも、甘さがあるのが特徴。港から新鮮な魚介を仕入れているようです。半分は炙り焼きで、手が込んでいます。
もう1つの鮭いくらも、納得の完成度でした。
マグカップ丼は、デフォルトでは人肌に冷ました普通のご飯ですが、卓上の酢や赤酢で、酢飯にすることができます。赤酢は、豊洲市場でも人気店が採用し、独自の味わいがあります。
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当初、ランチ2200円は、沼津港としては割高に感じました。
しかし、3つの海鮮マグカップ丼を選ぶプロセス、酢飯へのアレンジ、カップを持って記念撮影、そして、真鯛と金目鯛のだし茶漬けのサービスまで含めると、記憶に残る体験となり、払って後悔しない金額です。
インスタ映え狙いのお店ですが、想像に反し、刺身の質と鮮度は非常に本格的。沼津港で働く方々が愛用している名店に匹敵する質があります。
お水が紙コップで十分に冷えていないことは課題。真鯛と金目鯛のだしはやや化学調味料的な味で、あくまでおまけということは言えますが、総じて後悔はしない店です。糖質をセーブ、インスタ映えというところから、女子旅やカップルの方が満足度が高いはずです。
海鮮マグカップ丼専門店「いいら」(営業日・時間は2023年8月現在)
場所 沼津港(沼津市千本港町)、沼津駅からバスで10分
営業時間 9時~16時(土曜・日曜は7時~)
定休日 火
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お向かいのフルーツサンドは驚きの味!
実は海鮮マグカップ丼専門店「いいら」は、お向かいのフルーツサンド店(テイクアウトのみ)の系列。テイクアウトよりも安い値段で、店内で食べることもできます。
1つ400円前後で、サイズの割には値段はしますが、クリームはたっぷりかつ高品質。そして、クリーム以上に希少価値が高いのがフルーツ。マスカットも高級果物店の味ですが、驚いたのがみかん。普段食べているものとは全くの別物! 海鮮の鮮度と双璧の果物も、試す価値ありです。
各店の詳細は、下のページ(外部サイト)をご確認ください。
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