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「人間関係で悩みがちのあなた」「職場の人間関係が気になるあなた」へ送るとっておきのメッセージです。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「人間関係で悩みがちのあなた」「職場の人間関係が気になるあなた」というテーマでお話しいたします。

まず、はじめに、あなたは、
カール・ロジャースさんの「2:7:1」の法則を知っていますか?

これは、「10人、人がいたら、2人は気が合う人、7人はどちらでもない人、1人は気が合わない人になる」という法則です。

まぁ、私の人生経験から照らし合わせても、大体こんなものですね。
10人の人から好かれるのは難しいし、10人の人全員を好きになるのも難しいってことです。

今言ったことを知っていると、人間関係で悩むことが減ると思います。
人間関係で疲弊気味の人は、どうぞ「2:7:1」の法則を知っておいてください。

で、今日は、この続きをお話したいと思います。

続きというのは、「『2:7:1』の法則は、理解できるけれど、気の合わない人をスルーすることが出来ない。苦手だ。気の合わない人が職場にいると、どうしてもストレスになる」とおっしゃる人に対するアドバイスです。

私は、そんなあなたに、2つの処方箋を差し上げたいと思います。

ひとつめは、職場以外の人間関係を持つということです。

あなたが、職場以外の人間関係を持つと、自分の生活において、職場の人間関係の比重が小さくなります。実際、職場以外の人間関係が多くなってくると、職場の人間関係がどうでもよくなり、嫌いな人・気の合わない人の存在が気にならなくなります。よって、職場の人間関係で悩んでらっしゃる人は、職場以外の人間関係を積極的に求めるようにしていってみては如何でしょうか?

続いて、ふたつめです。

それは、気の合わない人・嫌いな人に対し、感謝の気持ちを持つということです。「ええっ!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まあ続きを聞いて下さい。

私は、20数年前に、サラリーマンをやめて、カウンセラーになったのですが、なったはいいものの、カウンセラーでは食えなくって、すぐにまたサラリーマンに舞い戻ったことがあるのですが…、

そのとき、職場に、皆から大変に嫌われている人がいました。私もその人のことが嫌いでしたし、その人も私のことが嫌いだったと思います。でも私は、その人に感謝の気持ちを持ち続けていました。

というのは、その人がもしも職場からいなくなったら、ひょっとすると、私が職場の嫌われ者ナンバーワンになってしまうかもしれないと思っていたからです。随分、ネガティブな考え方だと思われるかもしれませんが、実際その人がいなくなったら、私が職場の嫌われ者になる可能性はゼロではありません。

実際、その人がいるおかげで、その人が職場の嫌われ役を担っているからこそ、私は嫌われ者にならずに済んでいるのかもしれません。そう考えると、私はその人に感謝の気持ちを持たずにはいられませんでした。

ちょっと考えてみてください。
10人の中から、1番気の合わない人を1人排除したらどうなるでしょうか? 残りの9人と仲良くやっていけるでしょうか? どっこい、そうとは限らないと私は思います。そう、残念ながら人は、残った9人のうちの中から誰かを、嫌いな人に作り上げていってしまう生き物なのです。

あなたもきっと、嫌いな人を1人排除したら、残った9人のうちの1人を、やっぱり嫌いな人、気の合わない人にしてしまうでしょう。そう、人間は、嫌いな人や気の合わない人からは、結局のところ、いつまでも逃がれられないようになっているのです。

そう考えたら、自分にとってイヤな奴が、気の合わない人で良かったとは思いませんか? ありがたいと思いませんか?

もちろん世の中には、「嫌いな人や苦手な人、気の合わない人など、ひとりもいない」とおっしゃる人もいるかもしれません。でもそれは例外的なことだと覚えておきましょう。

今日の結論です。

職場の人間関係が気になる人は、
1.職場以外の人間関係を充実させましょう。
2.職場にいる嫌いな人、苦手な人に感謝の気持ち持ちましょう。

以上です。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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