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親とひなのいいとこ取り!老舗のオリーブ骨付鳥が絶品【高松市】

原田伸一ガーカガワ編集部(高松市)

ことでん瓦町駅から徒歩7~8分、骨付鳥やオリーブ牛をはじめ、四国のうまいものが揃う居酒屋「ぴかでり屋」さんにお邪魔しました。

「高松 骨付鳥 居酒屋 ぴかでり屋」の前身となる焼鳥「鳥銭」が創業したのが昭和48年。その当時から骨付鳥を提供し、以来50年以上に渡って食にこだわる、高松の人気居酒屋です。

1階と2階あわせて100席という広い店内には、少人数から利用できるカウンター席や間仕切りのあるボックス席、最大40名まで対応する個室まであり、友人や家族との食事から団体の宴会まで対応しています。

料理やドリンクメニューも豊富。ざっと見ただけでも香川の骨付鳥やオリーブ牛、オリーブ豚、愛媛の宇和島じゃこ天、せんざんき、高知の鰹のタタキ、四万十のあおさのり、徳島の竹ちくわ、鳴門わかめといった四国の郷土料理のほか、焼き物、揚げ物、サラダにご飯物などなど、十分満足するラインナップです。

メニューの一例
メニューの一例

いやほんと、どれにしようか迷う~!

でも時期的に県外のお客さんも多そうなので、香川でしかなかなか食べることができない人気メニューをお店のスタッフさんに選んでもらいました。

まずはなんと言っても骨付鳥。通常の「親」「ひな」もありますが、せっかくなので豪華版のオリーブ地鶏を使った骨付鳥(1,980円・税別)をチョイスしてみました。

香川のブランドとしてオリーブの粉末を飼料に混ぜて育てる「オリーブ○○」が多くありますが、このオリーブ地鶏もそのひとつ。正直、オリーブ感があるかと言えば味覚として感じるものはありませんが(飼料に入ってるので当然といえば当然)、この歯ごたえというか、食感がすごく良かった!

他店で骨付鳥を食べるたび常々思ってたんです。「本当は親鳥を食べたいんだけどアゴが疲れるからひな鳥にしよう。ああ、もう少し柔らかい親鳥がないかな…」って。若いころはガッツリ親鳥食べてたんですけどね… ひな鳥も柔らかくて美味しいのですが、骨付鳥と言えばあの歯ごたえのある親鳥なんですよね。

ところがこのオリーブ骨付鳥は親とひなの中間といった食感、いや、地鶏なのでそもそもは親鳥なのだと思いますが、オリーブの効果なのか身が柔らかくなっていると言った方がいいのか… とにかく、骨付鳥特有のクセになるスパイシーさと食べやすさを兼ね備えたこの破壊力には驚きました。

続けてオリーブものと行きましょうか。メニューの写真を見てめっちゃ気になっていたこちらの料理、厳選金印オリーブ牛の霜降りロースステーキ(2,980円・税別)。

このビジュアルがまずヤバい!

もうね、おじさんになると焼肉の食べ放題とかはいいのよ。いいお肉をちょこっとだけ味わって食べたいのです。
いいお肉は両面ささっと焼いてミディアムレアーにするのが一番。まずはわさびだけでいただき、次は地元鎌田醤油の入ったにんにく醤油、そしてオリーブ塩と続けて3切れ口に入れるこの幸せ! とろけるような旨さでした。

そしてさらにオリーブシリーズが続きます。お次はオリーブ豚のカツレツゆずおろしポン酢(1,090円・税別)。

骨付鳥、ステーキと続いたせいもあるのか、このおろしポン酢のさっぱり感はほっとする。豚肉も柔らかくて衣もサクサク! 暑い時期なので、まずはビールと一緒に最初の一品として頼んでもいいかもしれませんね。

そして最後はこちらも驚きの一品、讃岐もんじゃ焼き(1,080円・税別)。

元関西人の僕はもんじゃ焼きというものがそもそも馴染みがないのですが、スタッフさんいわく、見た目がもんじゃっぽいので「讃岐もんじゃ」としてますが、まったく別物とのこと。

卓上コンロに火を通してしばらく待つと、美味しそうな湯気に鰹節が躍って見た目も楽しい! そろそろ良さげなのでコテですくって食べてみると… ああ、優しい味…

イリコのうどん出汁の入った生地は個人的には明石焼っぽいと思ったのですが、海鮮たっぷりで、これはまた食べたいと思うほど美味しかったです。

という事で、久しぶりに胃の負担も考えずガッツリ紹介させていただきました。今回は車で来たので割愛させていただきましたが、香川の凱陣や国重、高知の司牡丹を始めとした四国の地酒も豊富で、また個人的にじっくりお酒も飲んでみようと思いました。

四国のうまいものがたっぷり揃った「高松 骨付鳥 居酒屋 ぴかでり屋」さんへ、このお盆休みにでも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

高松 骨付鳥 居酒屋 ぴかでり屋
香川県高松市福田町9-5
TEL 087-822-0091
17:30~22:00(L.O.21:00) 日曜日定休

ガーカガワ編集部(高松市)

香川のあれこれweb「ガーカガワ」編集長。カメラ片手に香川県内を飛び回るフォト&ライター。グルメや観光などの定番記事のほか、地元の人やモデルなどを積極的に活用する人肌感のある記事が得意です。明太子は心の友。

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