824年に弘法大師によって創建され、今年1200年を迎えた「長岳寺」12000坪の広い境内には四季折々の花が咲き誇り、「花の寺」とも言われています。今、平戸つつじ（約1000株）が満開を迎えています。

参道の両サイドに平戸つつじの生垣が美しく彩られています。

重要文化財の旧地蔵院には、書院造りの美しい庭園があります。

創建当初の唯一の建物（参照）歴史を感じる立派な「鐘楼門」上層に鐘を吊った遺構があり、鐘楼門と言われています。

本堂前の池の杜若（かきつばた）も咲きだしました。つつじの後に見頃を迎えていきます。

本堂には「極楽地獄絵」のレプリカが！

本堂を参拝すると、ご本尊の横に「極楽地獄絵」が掛けられていました。これはレプリカですが、閻魔さまが裁判を行い、罪人に刑を与える様子がリアルに描かれています。そこには目を抜かれる者、釜茹でにされる者、火炙りにされる者など、、、見るも恐ろしい光景が広がっています。毎年10月23日〜11月30日までに本堂に実物の「極楽地獄絵」が掛けられ、期間中の毎週土曜日・日曜日に住職による「現代風絵解き説法」が行われます。ちょうど紅葉が美しい季節でもあり、また訪れたいです。

関西花の寺二十五ヶ所・第十九番霊場でもあります

ご本尊印入りの花きりえ（1枚500円）が販売されています。長岳寺の代表的な花、つつじのきりえが可愛いですね。他のお寺の花きりえも集めたくなります。

新緑の静かな境内に彩りを添える花々は、訪れた人々に安らぎと癒しを与えてくれます。花や石仏を眺めたり、鐘をついたりしながら広い境内をゆっくり散策していると、とても清々しい気持ちになりました。

長岳寺の公式インスタグラムには、最新の開花状況と美しい写真が随時投稿されているので、こちらを参考に「花の寺・長岳寺」を訪れてくださいね。