【橋本市(高野山エリア)】70歳過ぎてから起業したスーパー大将の居る、お腹いっぱいになれるうどん屋
去年の11月にオープンした、まだ若いお店「手打ちうどん どんぐり」さんを訪問しました。
お店は若いけれど、73歳のお父さんが大将です。
70歳まで飲食店と関係ない会社をされていて、若い時の誓い「70歳になったら新しいことをする」通りに、70歳で会社を畳んで車で日本一周旅に出て、四国香川でうどん屋さんとめぐり逢い、「うどん屋さんなら1人でも出来る!」と考え、そこで修行させてもらう。
麺打ちは香川で習い、その後出汁作りは今度は京都に行って、出逢ったお店にお願いして、そこで出汁の作り方を勉強させてもらったそう。(なので出汁は京風)
70過ぎてるのに非常にアクティブでフットワーク軽く、自分に必要なことのためなら頭を下げることも厭わないお父さん。すごいわ~。
大将いわく、
「80歳まで気合でやる」
「子どもたちが食べに来てくれたら嬉しい」
「お店に来てくれたお客さんと交流するのが楽しい」
毎日朝4時半に起きてうどん作り。
前日に香川産の小麦粉を足踏みして寝かせた生地を使い、麺を打ちます。
出汁は鮮度を大切にしているので、1日に2度、3度とイチから作り、美味しいものを提供しようとされています。
他にスタッフはおらず、大将1人で店を切り盛りされていますが、それには深い理由がありました。
「1人で可能な限りこなして、パートに支払う給料を小麦粉でお客さんに還元する」
一方、「高齢な自分が1人でこなすことで、お客さんに迷惑をかけることもあるので、小麦粉でお客さんに還元する」
というモットーを持たれています。
実際に大盛りが無料で、食べ盛り世代にはとっても好評のようです。
今回は色々あるメニューの中で、鳥天うどん大盛(普通の大盛り)を頼みました。
うどん→コシは弱くて箸ですぐブツブツ切れました
出汁→甘めで濃い
鳥天→揚げ立て。でもちょっと揚げ過ぎてた
今回ちょっとハズレメニューを引いてしまったのかもしれません。こちらのお店はアグレッシブな大将とのコミュニケーションを楽しんだり、子連れの方や若者がお腹いっぱい食べたい時にオススメです!
年相応に不向きなこともあるのかもしれませんが、大将のやってるコト自体は凄いです!
このお店の面白い個性は他にも、自称「セルフレジ」があります。
ボウルに小銭が入っていて、お客さん自ら代金をそこに入れて、釣り銭があれば中から取って行くスタイル。
これも1人でお店を回すために取り入れたスタイル。
ユニ〜ク! 昔の商店街の八百屋、魚屋さんみたいで面白いな~。
ちなみに、夕方からは焼き鳥もやっています。
良ければチャレンジ精神あふれる大将と交流しに寄ってみてください
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「手打ちうどん どんぐり」
住所:和歌山県橋本市御幸辻175−4
営業時間:10時半~夜の気の向くまで
定休日:なし