貯金と投資、どっちを先にする?
突然ですが質問です。
「貯金はないけど、新NISAで資産形成がしたい」
このような状況のとき、皆さんならどうしますか?
私は現在投資を始めて7年目。現在の運用資産は3,000万円を超えるところまで来ているのですが、今私がもし7年前に戻ってこの質問をされたとしたら…
結論、生活防衛資金を貯めつつ同時進行で新NISAもやるという二刀流の運用方法を取ると思います。
以前は、投資をする前に生活防衛資金をまずはしっかり貯めよう!と言ってきていました。
ですが、それだと貯めるまでに何十年もかかってしまい投資ができない…。そんな方、多いですよね。
なので今回は「同時進行っていう、こんなやり方もあるよ〜」という方法をお伝えできればなと思います!
◆貯金と投資は、同時進行する手もアリ!
貯金と投資の同時進行のお話の前に「そもそも貯金だけではだめなの?」そう思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
たしかに昔は銀行にお金を預けているだけで、お金が増えて返ってくる良い時代がありました。
しかし、それは昔のお話。
日本円の価値が下がり続けている今、貯金だけでは将来生活は苦しくなると私は思っています。
金利の安い銀行にお金を預けていても、お金はほとんど増えませんしむしろ手数料でマイナスになることも。
そういった意味でも、資産運用のひとつとして貯金も大事だけど投資も必要!だと私は考えています。
◆貯める・増やすを同時進行するメリット
①時間を味方に付けられる
長期投資の大きなメリットは「複利効果が得られやすい」という点です。
貯金しつつも、同時進行で早めに投資をすることで少しでも長く運用することが可能です。
新NISAはコツコツと長期でやってこそ、利益を実感することができます。
②実際に投資に触れられる
自分で投資をすることで、お金に働いてもらうことがどんなことなのか身をもって経験できると思います。
自分の許容範囲を知る上でも、まずは少額からでもやってみることが大切です。
最初は少額なので値動きも小さいですが・・・「小さな成功体験」をつみあげていくことで自信にもつながると思っています♪
◆貯める×増やすをするなら…まず初めにやることはこれ
貯金と投資を同時進行するために具体的な例を出してみますね!
まず、お給料の20%を先取りして確保します。
例えば、手取りが
- 20万円の人だったら4万円
- 25万円の人だったら5万円
毎月確保していくイメージです。
次に、確保した分から貯金用と投資用に分けていきます。
・生活防衛資金として貯める分
・新NISAで投資をする分
例えば、確保したお金が4万円なら、貯金3万円・投資1万円というイメージ。
生活防衛資金がまだ全然貯まっていない方は特に、現金を気持ち多めに貯めると良いかなと思います。
お給料が入ったタイミングで分けて管理をするので、これなら誰にでもできそうですよね♪
ちなみに「給料から20%も確保したら生活できない…」という方は、貯金や投資の前にまずは家計の見直しが必要かも。
1ヶ月の家計の支出の把握をするところから始めてみて下さい。
家計簿に割く時間がない!っていう方は、家計簿アプリを使ってみるのがおすすめです!
◆毎月1万円でも効果は絶大
最後に…月1万円を投資に回すと将来どうなるのか、実際にシミュレーションサイトを使って検証してみた結果をご紹介します!
1万円を毎月投資に回して年利7%で20年間運用した場合、元本240万円が、20年後にはなんと520万円を超えるという結果に!
あくまでもデータ上のシミュレーション結果にはなりますが、倍以上増えているのは凄いことですよね。
これが「複利のチカラ」で、月1万円でも時間をかけるほど、運用益が大きくなるということが分かるかと思います。
ただ、始めは不安なことも多く、損しないかとっても心配になりますよね。
実はりりな自身も、最初は月1万円からスタートしていて臆病なタイプだったから「投資怖い」ていう方のお気持ち、すごく分かります!なので「無理のない金額」から始めることがとっても大切。
新NISAの金額はいつでも変更可能なので、最初は月1,000円とか3,000円から始めて、慣れてきたタイミングで投資額を増やしていくという方法もあります。
◆まとめ
今回は「貯金と投資、どっちを先にやるべき?」という質問に対して、りりなだったら同時進行でやって資産形成をしていく!という方向性やその理由についてお話ししてみました。
貯金だけしていたら安心だった時代はもうとっくに終了しています。
生活防衛資金が貯められない方は、配分を考えながらも「貯める×増やす」の二刀流でスタートさせるっていう選択肢もアリなのかもしれません。
投資は「絶対こうしないとダメ!」といった正解がないので、自分に合う方法を試行錯誤していく必要があります。
もちろん今回ご紹介した同時進行という方法も、全ての人に会うというわけではないと思います。
なので色んな情報を取り入れて、試行錯誤して、それぞれの家庭に合った資産形成を目指していきましょう!