宮城県 今週はヒンヤリ&どんよりの1週間に
5月も半分が過ぎました。宮城県は、ここまでは平年よりも晴れた日が多く、気温も高い日が多くなっています。
仙台の夏日の日数は、平年だと5月1か月間で2.3日ですが、今年はきょう17日までで既に6日観測されていて、5月2日(土)には最高気温30.8℃と過去最も早い真夏日も記録されています。
ただ今週はこの流れが一変、肌寒い曇りや雨の日が続きそうです。
冷たい海風が湿気寒をもたらす
きょう17日(日)の宮城県は、仙台や内陸は日差しが出て最高気温25℃以上の夏日になりました。仙台は5月に入って6日目の夏日です。
こうした地域では平年を上回る気温が続いたわけですが、一方で三陸沿岸は気温が上がらず気仙沼は最高気温でも18.2℃止まりでした。
この気温の差をもたらしたのが北の高気圧から吹き込む「やませ」と呼ばれる冷たい海風です。
きょうは低気圧が抜けた後、サハリンの北に高気圧が進んできました。この高気圧からの流れで冷たい海風が吹きこんだため三陸沿岸では気温が上がらず、北上高地を隔てた地域はその海風が届かなかったため気温が上がる、というコントラストが生まれました。
この高気圧は今後ゆっくり南東に進む見込みで、きょうは沿岸部止まりだったやませが徐々に宮城県全域に入るようになります。
このため22日(金)頃にかけては、今月ここまでの気温の高さから一転して平年を下回る肌寒さになりそうです。
特に今週半ばは最高気温でも13℃前後と4月上旬並み=ひと月以上前の肌寒さに逆戻りしそうです。服装でうまく調節して、体調管理にご注意ください。
また湿った空気が流れ込むことに加えて、低気圧も頻繁にやってくるためスッキリしない天気が続きます。今週はヒンヤリ&どんよりした1週間になりそうです。