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立ち上がったときの「ふらつき」はなぜ起こる?-立ちくらみの仕組みと対策を解説

突然立ち上がったときに…

ふらっとした…!!けど少し休めば回復した。

なんて経験はないでしょうか?

このような症状はいわゆる「立ちくらみ」と呼ばれます。

今回はこういった「立ちくらみ(起立性低血圧)」について解説していきます。

ご覧いただきありがとうございます。おがちゃん先生です。
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今回の目次

  1. 立ちくらみ(起立性低血圧)とは?
  2. 起立性低血圧と貧血とは違う?
  3. 立ちくらみ(起立性低血圧)はなぜ起こる?
  4. 立ちくらみ(起立性低血圧)を予防するために

【1】立ちくらみ(起立性低血圧)とは?

立ちくらみは、立ったときに、主に血圧の調節をうまく行えず、ふらつきやめまいなど起こることです。

立ちくらみは、健康な方でも一時的に起こることがありますが、日常生活に支障をきたすほどになると「起立性低血圧」といわれます。

【2】起立性低血圧は貧血とは違う?

一般的に、突然立ち上がってふらつきを起こした場合「貧血を起こした」いわれますが、起立性低血圧と貧血は異なります

「貧血」とは…

酸素を運ぶ赤血球やヘモグロビンが減少することで、全身の細胞に酸素を十分に届けられない状態です。

貧血により「ふらつき」が起こることはありますが、貧血の場合、血圧の調節に問題があるわけではありません。

【3】立ちくらみ(起立性低血圧)はなぜ起こる?

本来、立ち上がるときには交感神経の働きにより血管が収縮し(特に下半身)、脳への血流を促進します。

このシステムがうまく働かなかった場合に立ちくらみが起こります。

立ちくらみ(起立性低血圧)は、原因がはっきりする場合もあれば、体質的な問題など、はっきりしない場合もあります。

例えば、下のようなことがあげられます。

  • 加齢による血圧の調節機能の低下
  • 脱水による低血圧
  • 自律神経の調節障害(いわゆる自律神経の乱れ)
  • その他)副腎疾患や入院による長期臥床など

具体例として、睡眠不足・過労・栄養不足・ストレスなどにより自律神経の働きが悪くなっていたとします。

すると、立ち上がるときに"血流を促す"というシステムがうまく働かず、立ちくらみが起こります。

【4】立ちくらみ(起立性低血圧)を予防するために

立ちくらみが起こりやすい方は下のようなことを意識することがおすすめです。

  • 急に起き上がらない…起き上がる場合は、足首を動かしてから立つなど
  • 特に入浴後はゆっくり立つ…入浴後は血圧の変動が起こりやすい
  • 適切な水分補給を行う…脱水に注意する
  • よく噛んでゆっくり食べる…急いで食べると、胃腸への血流が急に促進され、脳への血流が低下することがある
  • 過度な飲酒には注意
  • 痩せ過ぎや筋力低下にも注意…特に下半身の血流を心臓に戻すためには「ふくらはぎ」の筋肉が重要
  • 生活習慣を整える…ストレス解消や適切な睡眠など

特に冬や夏はエアコンを使用していて、室内や浴室などと温度差が大きくなりますので、より注意することが大切です。

また、立ちくらみが頻繁に起こったり、日常生活に支障をきたす場合は医療機関への受診をおすすめします。

YouTubeでも解説していますので、ぜひご覧ください。

最後までご覧頂きありがとうございました。
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身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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