アライズの「3年連続首位打者」と大谷の「三冠王」の行方は…。最初の2打席はどちらもアウト
9月29日、ルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)と大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、それぞれ、「1番・一塁」と「1番・DH」として、スターティング・ラインナップに名を連ねた。
パドレス対アリゾナ・ダイヤモンドバックスとドジャース対コロラド・ロッキーズは、ほぼ同時に始まった。4チームとも、レギュラーシーズン最後の162試合目だ。
試合前の打率は、アライズが.314(634打数199安打)、大谷は.310(632打数196安打)。ナ・リーグの1位と2位に位置していた(「あと1試合ずつを残し、アライズは打率.314、大谷は打率.310。大谷が三冠王となるには…」)。
アライズは、3シーズン連続の首位打者にリーチをかけている。2022年にミネソタ・ツインズで打率.316、2023年はマイアミ・マーリンズで打率.354を記録し、どちらのシーズンも首位打者を獲得した。今シーズンは、5月初旬のトレードにより、マーリンズからパドレスへ移籍した。
大谷は、昨シーズンに続く本塁打王と初の打点王に加え、こちらも初の首位打者も獲得すれば、2012年のミゲル・カブレラ以来の三冠王となる。
1回表、アライズは空振り三振を喫し、大谷は二塁ゴロに討ち取られた。打率は.313と.310となった。
3回表、アライズはセンター・フライ。表記上の打率は.313のままだが、細かく言えば.313を下回った。大谷の2打席目は、4回表に巡ってきた。今度は、遊撃ゴロ。打率は.309に下がった。
6回表、大谷は再び二塁ゴロに仕留められた。打率は.309だ。一方、アライズは二塁打を打ち、シーズン200安打に到達し、打率を.314とした。
どちらの試合もまだ終わっていないが、この時点で、アライズの首位打者は、ほぼ確定した。
アライズが6打数1安打で試合を終えた場合、打率は.313となる。大谷は6打数3安打――3打数0安打に続く3打数3安打――でも、打率は.312だ。
なお、アライズと大谷に次ぐ、打率.306のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、「3番・DH」として、カンザスシティ・ロイヤルズとの試合に出場している。ブレーブスは、これが160試合目だ。ただ、オズーナの最初の3打席は、3打数0安打。打率は.305となっている。
【追記:9/30】
アライズは、6回裏の守備にはつかず、ドノバン・ソラーノと交代した。