お雑煮づくりにチャレンジ!その結果は………<備蓄向け食品で簡単に楽しく!
明日はいよいよお正月。過ごし方のスタイルは変化しても、おうちや帰省先などで「お雑煮」や「おせち」など、お正月の伝統食を味わう人は多いのではないでしょうか。そこで年の瀬を迎えた今回は、備蓄向け食品で簡単に作ることができる、“わが家風”のお雑煮づくりにチャレンジ!今回はうまく作れたのでしょうか?
さらに、「これもお雑煮代わりになるのでは?!」と思った、餅入りカップスープも実食レポートします。
個包装のお餅とポトフ+麺つゆで“わが家のお雑煮風”に!?
お雑煮を作ってみようと思ったのは、100円均一ショップで「サトウ」の切り餅とまる餅の「シングルパック ミニ」を見つけたのがきっかけ。その名のとおり、どちらも1個ずつパックになっていて、購入日から1年半以上保存できるお餅です。
ただし「お雑煮」といっても、地域やご家庭によってつゆや具材はさまざま。今回は、筆者が子どもの頃から食べてきた“わが家風お雑煮”にチャレンジするため、お餅は「まる餅」を使用します。
お雑煮の“スープ”部分は、筆者宅の備蓄BOXにあった、レトルトのポトフを使用。野菜もいろいろ入っているし、“備蓄あるある”のうっかり賞味期限を迎えそうだった商品でもあったので、今回使うことにしました。
ただ、これだけでは、お醤油仕立ての“わが家風お雑煮”とはちょっと違うかなと、同じく備蓄BOXにあった、ポーションタイプの「釜玉うどん」用醤油ダレを加えてみることにしました。
ポリ袋を使った湯煎調理法でお雑煮づくり&実食
今回も、前回の「かぼちゃぜんざい」づくりで体験した、ポリ袋を使った湯煎調理法でお雑煮づくりをします。すでに紹介していますが、今回の材料をあらためてまとめてみました。
<お雑煮(わが家風)(2人分)の材料>
・まるごと野菜 じっくり煮込んだポトフ(明治)………1袋
・プチッとうどん さぬき風釜玉うどん(エバラ)………1/2個
・まる餅シングルパックミニ(サトウ)………2~4個
・水………約200ml
カセットコンロなどの準備も整ったところで、いよいよ調理スタートです!
1.水に「プチッとうどん」を混ぜます。
2.アイラップ2枚に「じっくり煮込んだポトフ」を半分ずつ入れ、1も半分ずつ入れたら、それぞれ餅を1~2個入れて、袋の上を結びます。
3.水と皿を入れた鍋をカセットコンロにかけ、沸騰したら火を弱めて2を入れます。3分ほど加熱したら、火を止めて、鍋にフタをしたまま10分前後そのまま置いておきます。
しかし、ここで問題が発生!3を始めたところで、袋が溶け始めたんです。何で?と思ったら、新しい鍋に塗った油が原因のよう。説明書に“最初は油を塗って”と書いてあったのですが、ポリ袋を使う時は気を付けなければなりませんね。
慌てて別の袋に移したので、何とか完成することはできました。
実食してみると、味は悪くないのですが、“わが家風”のお雑煮よりもちょっとポトフ色の強い仕上がりに(当たり前といえば当たり前)。また、筆者的にはやわらかすぎないお餅が歯切れよくて好きなのですが、「お雑煮の餅は伸びるほどやわらかくないと!」という人には向かないかもしれません。
チャレンジした結果、食品の組み合わせや調理法など、研究の余地があることを実感。来年、再度チャレンジしたいと思います。
「お雑煮」の代用になるかも!?餅入りのカップスープを実食
あまり芳しくない結果となってしまった“わが家風”のお雑煮。ほかにもっと簡単なものはないかと探していたら、ディスカウントショップで「おもちすうぷ」という餅入りのカップスープを見つけました。
「これならお湯を入れるだけだし、どこでも簡単にお雑煮が楽しめるかも!?」ということで、早速味わってみることに。まずは向かって左の「おだしのきいた おもちすうぷ」から実食しました。
“もしもの場合”を想定して、お湯を沸かす時には「やかん」を使用。こちらも前回記事で紹介しました、農林水産省ホームページからダウンロードできる「災害時に備えた食品ストックガイド」で、備えることを推奨されているアイテムですので、今回あらためて購入しました。
お湯が沸いたら、カップの内側にある線までお湯を注いで、フタをして3分待ったらできあがり!スープをひと口飲んで「あ、これ近いかも」と呟いてしまうほど、“わが家風”のお雑煮に似ています。
柚子が豊かに香る点は違いますが、お醤油仕立てだし、鶏肉やほうれん草といった具も同じだからかもしれませんね。家で正月を迎える時には、袋入りの方をお椀に入れてお雑煮にしてもいいかも、なんて。
もうひとつの「鶏だんごと大根おろし」の「おもちすうぷ」は、ショウガたっぷりであっさりした中華風スープというイメージ。お雑煮の代用という感じではありませんが、温かいものが食べたいという時に、手軽でいいのではと思います。
今回チャレンジした“わが家風”のお雑煮づくりは、すっきり成功!とはいきませんでしたが(こちらは再チャレンジします!)、備蓄向け食品で似たものを見つけることができました。
ただ、最初にも書きましたとおり、お雑煮は地域やご家庭によってもさまざまなタイプがありますので、“もしもの時”の「食べたい!」に備えるべく、みなさんの“わが家風”お雑煮を備蓄向け食品で探してみてはいかがでしょうか。