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神戸須磨シーワールドを二日間満喫してきたよ!オルカだけじゃない見どころを解説【撮影スポット紹介】

Akiブロガー / くらしフォトグラファー

カメラを持って出かけると楽しいおすすめのレジャー・観光スポットを、筆者が撮影した写真や動画とともに紹介します。「神戸須磨シーワールド」(兵庫県神戸市)です。

今回は 2DAYS チケットを買って、神戸須磨シーワールドを二日間にかけてめいっぱい楽しんできました。平日と休日、朝から夕方までしっかり散策したので、その見どころや快適に過ごすためのポイントを解説します。

神戸須磨シーワールド(2024年6月1日オープン)
〒654-0049 兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5(GoogleMaps
アクセス:
・JR「須磨海浜公園」駅から徒歩約5分
・山陽電鉄「月見山」駅から徒歩約10分
営業時間・休館日:公式ウェブサイトのスケジュールをご確認ください。
入館料※(1DAY):大人¥3,100、小人(小学生・中学生)¥1,800、幼児(4歳~6歳)¥1,800、シニア(65歳以上)¥2,500 ※時期によって料金が異なります。

神戸須磨シーワールドの見どころ

神戸須磨シーワールドの注目スポットを紹介します。

オルカやイルカのショーが楽しめる!

神戸須磨シーワールドは主に三つの建物で構成されています。「オルカスタディアム」、「ドルフィンスタディアム」、「アクアライブ」です。これらのうち、ふたつのスタディアムではシャチ(オルカ)やイルカのパフォーマンスショーを楽しむことができます。

「オルカスタディアム」須磨の海を背景にシャチがパフォーマンスするプールがある
「オルカスタディアム」須磨の海を背景にシャチがパフォーマンスするプールがある

「神戸須磨シーワールド」は西日本で唯一シャチを見られる水族館です。国内でほかにシャチが見られるのは千葉県の「鴨川シーワールド」と愛知県の「名古屋港水族館」の二か所のみ。これらの水族館から二匹のシャチの「ステラ」と「ラン」が須磨にやってきてくれました。どちらもメスで、ステラがランのお母さんです。

筆者もここで初めてシャチを見ました。とても大きくて、お利口です。これはかわいい。トレーナーの方と息がぴったりで、大迫力のパフォーマンスを楽しむことができました。ぜひ生で見てほしいです。

パフォーマンス中は盛大な水しぶきが客席まで届きます。
パフォーマンス中は盛大な水しぶきが客席まで届きます。

スタディアムはどこに座ってもショーを存分に楽しむことができますが、もし水にかぶるくらい大迫力のパフォーマンスを感じたいなら1階のまえのほうの席を確保することをおすすめします。ポンチョなどで濡れ対策をするのも忘れずに。スタディアムではオリジナルのポンチョやタオルの販売があります。

イルカスタディアムのイルカショーも素晴らしいです。

イルカスタディアムもやはり須磨の海がバックに広がり、とてもきれいな会場です。パフォーマンスの内容はそのときどきで異なるので、何回見ても飽きません。

例えば上の動画を撮ったときのショーはアクロバティックな動きが多かったですが、別の回のショーでは鳴き声やかわいい動きをたくさん盛り込んだ演出が行われていました。日々練習を重ねているので、何度も来ていると新しい技を見られるかもしれません。わたしが訪れた日(平日)は最後のショーが終わったあとに、練習を行っておりその様子を見学させてもらうことができました。

収容人数は立ち見を含めて、ドルフィンスタジアムが約1,600人、オルカスタディアムが約2,500人です。これまでオルカショーを4回、イルカショーを3回見ましたが、ショーのだいたい30分くらい前に会場に来れば席には余裕がありました。またその日の最後のショーはいつも空いているようです。平日に行った際も、休日に訪れた際も最後の回は全員座って観覧できていました。

ショーは一日に複数回あって、土日や夏休み期間中のほうがショーの回数が多いです。ショーは1回15分。入れ替え制なので、ショーを見終わったあとは一度スタディアムを出ないといけません。会場の清掃が入って、シャチやイルカが休憩に入ります。

一階のイルカ水槽。パフォーマンス中や休憩中のイルカを観覧できます。
一階のイルカ水槽。パフォーマンス中や休憩中のイルカを観覧できます。

イルカスタディアムの1階はイルカの水槽を見ることができます。水中のイルカの様子を見ることができて、ショーの間も観覧できるのでおすすめです。上からでは分からなかったイルカの素早い水泳の様子を見られて面白かったです。

参考:パフォーマンススケジュールのご案内|神戸須磨シーワールド公式ホームページ

神戸らしさもある展示

シャチやイルカだけでなく、「アクアライブ」の展示も面白かったです。1階から4階まで様々なコンセプトの水槽があって、なかには非常に兵庫・神戸らしい展示もあります。

例えば興味深かったのがタコの水槽。かなりたくさんのタコが一緒の水槽に収まっていました。タコの多頭飼育は難しいらいのですが、明石のそばということもあってか、活きの良いタコたちが元気に活動していました。

ひとつの水槽にたくさんのタコが生活していて、それぞれがちょっかいを出し合っている様子が見られました。
ひとつの水槽にたくさんのタコが生活していて、それぞれがちょっかいを出し合っている様子が見られました。

また兵庫の郷土料理でくぎ煮にすることが多い「イカナゴ」の展示もあります。夏の水温が高い時期には、砂のなかで眠る「夏眠」をする習性があるそうで、その様子を見ることができました。

イカナゴの展示
イカナゴの展示

水中の魚を触ることができる「タッチングプール」や、幻想的なクラゲの水槽、元気に泳ぎまわるアザラシやペンギンなど、ほかにも魅力的な展示がたくさんあります。

なお、これらの展示がある「アクアライブ」の建物は3階が入り口です。隣の「ドルフィンスタディアム」から連結する廊下でつながっています。

レストランやフードコートもユニーク

「神戸須磨シーワールド」内で食事ができる主なスペースは、ブッフェレストランの「ブルーオーシャン」と、フードコートの「ワーフ」の二か所です。

シャチが見られるブッフェレストラン

「ブルーオーシャン」は、オルカスタディアム内にあるレストランです。その最大の特徴はシャチが見える水槽があることです。パフォーマンスを行うメインプールの1階部分に位置するため、パフォーマンス中のシャチの水中の動きを見ることができます。

「ブルーオーシャン」プレス向け提供画像
「ブルーオーシャン」プレス向け提供画像

ただし、こちらのレストランはかなりの人気で、開園と同時にこのレストランに並ぶ長蛇の待機列ができるほどです。整理券が配布されますが、その整理券を確保するためにも長く待たなければならないことが多いようです。

筆者が平日の朝に訪れたときは、10:05頃ですでに整理券の配布が終了していました(朝10時開場)。確実にレストランに入るためには開場前から並ぶか、もうすこし混雑状況が緩和する時期まで待つと良いと思います。わたしは次回の訪問の際の楽しみにとっておくことにしました。

地元の食材を用いるフードコート

イルカスタディアムの1階には、フードコート「ワーフ」があります。

フードコート「ワーフ」
フードコート「ワーフ」

こちらは食券制のフードコートです。地元兵庫の食材を用いた料理を中心に様々な食事やスイーツを楽しむことができます。

瀬戸内しらすと淡路島産玉ねぎのピザ 1,600円
瀬戸内しらすと淡路島産玉ねぎのピザ 1,600円

チョコバナナワッフル ソフトドリンク付き 1,400円
チョコバナナワッフル ソフトドリンク付き 1,400円

フードコートということで、お皿などのカトラリー類は使い捨ての簡易的なものですが、食事のクオリティは高くておいしかったです。わたしはこういった施設では食事も楽しみたいタイプなのですが、満足いく内容でした。ワッフルと一緒に飲んだコーヒーもおいしかったです。

フードコートのメニュー
フードコートのメニュー

テイクアウトフードが充実!スタディアム内でも食事できる

お昼時はレストランもフードコートも混雑しがちなので、満席で入れない場合があります。そんな場合はテイクアウトフードを買って、施設内のベンチなどで食べることができます。

須磨シーワールドのエントランス近くや、ドルフィンスタジアムの横あたりに様々なキッチンカーが並んでいます。カレーや焼きそば、タコ焼き、から揚げ、ソフトクリームなど、およそ800円前後の価格帯で、さまざまなメニューを選べます。

須磨シーワールド内のキッチンカー
須磨シーワールド内のキッチンカー

注意点としては、キッチンカーではクレジットカードが使えませんでした。決済方法は現金かauPayか楽天Payかの三択です(取材時点)。
各種キッチンカーはレストランやフードコートに比べるとそこまで並んでいませんでした。ちなみに施設内には自販機がたくさんあるので飲み物には不自由しません。価格も一般的な自販機と同じです。

イルカやシャチのショーを見るスタディアムの中でも自由に飲食できるので、ここにフードを持ち込んで食事をするのもおすすめです。わたしが平日昼に訪れた際は、ショーの1時間くらい前の時間にスタディアム内に入ることができて、そこで食事をしながらショーを待ちました。夏の暑い日でしたが、スタディアムは日陰になっていて風も気持ち良くて思いのほか快適に過ごせました。

キッチンカーで買ったぼっかけ焼きそば。スタディアムの席でおいしくいただきました。
キッチンカーで買ったぼっかけ焼きそば。スタディアムの席でおいしくいただきました。

オルカスタディアムの入り口横にはテイクアウト用のフード販売もあります。また施設内のショップでお菓子を買うこともできます。

スナックスタンド「ポートダイナー オルカスタディアム」。シャチソフトクリームが人気。プレス向け提供画像
スナックスタンド「ポートダイナー オルカスタディアム」。シャチソフトクリームが人気。プレス向け提供画像

入館価格と買い方・お得なチケットの解説

新しい「スマシー」は価格の価値あり!

「神戸須磨シーワールド」は2024年6月に開業したばかりの新しい水族館です。市営だったかつての「須磨海浜水族園」から民間へ引き継がれるかたちでリニューアルしました。入場料は市営時代が大人ひとり1,300円でしたが、いまの須磨シーワールドは、シーズンによって料金が変動する仕組みで、大人ひとり2,900円~3,700円を予定しています。

画像:入館料のご案内|神戸須磨シーワールド公式ホームページ

この新しい価格設定を聞いたとき、昔の「スマスイ」の価格に慣れていた筆者としては正直「高い」と思いましたが、新しい「神戸須磨シーワールド」を訪れたいまはこの価格にも納得しています。展示やショーが充実していて、園内はきれいで快適に過ごせるよう工夫されています。ぜひ価格に尻込みせず遊びに行ってみてほしいです。

チケットはできるだけ事前購入しよう

チケットは基本的に事前の購入が推奨されています。公式ウェブサイトより、訪れる日を選んで購入してください。来月末までのチケットを取ることができます。その日によって料金や営業時間、ショーのスケジュールなどが異なるので、よく確認しておきましょう。

当日券は混雑しだいでは販売休止になる可能性があります。当日券を買いたい場合は、その販売があるかどうかを公式ウェブサイトで確認することをおすすめします。

入り口横の当日券売り場。この日の当日券の販売は16時から。
入り口横の当日券売り場。この日の当日券の販売は16時から。

夕方が快適!宿泊や地元なら2DAYSもおすすめ

入館チケットは、入館日当日のみ有効な「1DAY」チケット以外にも、その翌日も入館できる「2DAYS」チケットがあります。1DAY が大人ひとり3,100円の場合、2DAYS が4,650円です。ふつうに1DAYを二回買うよりも1,550円もお得です。

近隣にお住いや宿泊の方ならこの 2DAYS チケットはとてもおすすめです。例えば、1日目はイルカショーやオルカショーを鑑賞して、2日目はほかの生き物の展示を鑑賞するというプランが良いかもしれません。二日に分けることでより時間に余裕をもって楽しむことができます。

夕暮れ時の神戸須磨シーワールド。休日でも比較的人が少なく快適に楽しめる。
夕暮れ時の神戸須磨シーワールド。休日でも比較的人が少なく快適に楽しめる。

特に閉館前の1時間くらいの時間帯は、土日でも空いていて見やすいです。ゆっくり落ち着いて鑑賞したい人は夕方の時間帯がおすすめです。ただし、ショップやフードコートなどは閉館よりも早く閉まってしまうので、買い物はギリギリにならないようにご注意ください。

一方で、朝や昼の時間帯は人が多いですが、光が水槽に差し込んできれいです。また開園直後がいちばん水槽の状態が良く見栄えが良いです。特にカメラが趣味で撮影を楽しみたい場合であれば、明るい時間のメリットは大きいと思います。

わたしは 2DAYS チケットを買って、金曜日に朝10時から夕方18時まで楽しみ、翌日の土曜日は14時から20時まで須磨シーワールドで過ごしました。ショーをたくさん見ることができたうえに、空いている時間帯にゆっくり展示も見られて大満足です。

年パスは買えるタイミングに注意

年間パスポートは大人が11,000円、子どもが6,500円、65歳以上が9,000円です。

ふつうのチケットだと原則として再入場ができないのですが、年間パスならそういったことを気にしなくて大丈夫です。また同伴者のチケットが20%割引きになったり、館内レストランやショップで5%の割引を受けることができます。

ただし、年間パスは、7月3日より販売休止中。販売再開は現時点では未定です。販売の時期や特典の詳細については公式ウェブサイトをご確認ください。

参考:年間パスポートの料金|神戸須磨シーワールド公式ホームページ

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ブロガー / くらしフォトグラファー

ガジェットの情報を発信するブロガー。得意分野はカメラ・パソコン関係。明日から使える写真撮影のコツや、あると生活が便利になるアイテムなどを分かりやすく紹介しています。取り上げるアイテムは実際に使って良かったものだけに厳選。 日常の何気ないシーンや家族と過ごす生活の写真を撮る "くらしフォトグラファー"として活動。特別ではない平凡な毎日を撮ることの魅力や価値を発信しています。 神戸ファインダー / ピークデザインのある暮らし / シタタカライフ など複数のウェブサイトを運営。1989年生まれ / 兵庫県神戸市育ち

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