【大洗町】大自然が起こす奇跡!日本百名山と夕日が重なる瞬間、後光と共に空と湖が金色に染まる絶景!
「ダイヤモンド富士」をご存知ですか?富士山頂に太陽が重なる瞬間、太陽の光がダイヤモンドのように輝く現象。神々しく、思わず手を合わせ拝みたくなる絶景です。
上の写真、実は稜線が似ていますが、富士山ではありません。
古くから「西の富士、東の筑波」といわれ、富士山と並び称される茨城の名峰「筑波山」。その山頂に太陽が沈んでいく瞬間。撮影場所は茨城県大洗町の涸沼(ひぬま)湖畔にある「夕日の郷 松川」です。
この「ダイヤモンド筑波」を年に2回、春は「3月3日前後」と秋は「10月10日前後」に望めると聞き、3月3日、お天気が良いので「夕日の郷 松川」に行ってきました。
年に2回の絶景!良いアングルは早めの場所取りを
3月3日午後4時頃、現地に到着すると夕日が見える湖側に7組のテントがあり、日没まで1時間半あるにも関わらず、すでにシャッターチャンスを待つ人が6名、一眼レフカメラを覗きながら撮影準備をしていました。
私はスマートフォンでの撮影ですが、光の様子や筑波山との遠近感、全体の構図など、画面を見ながら色々と調整し、管理棟の湖に面した場所を確保しました。
ここは手前から「葦」「湖」「筑波山」「夕日」の構図で、とても絵になります。
いよいよ「ダイヤモンド筑波」の時!
3月3日午後5時25分頃、涸沼湖の真西に位置する筑波山に太陽が沈み始めました。
その場にいる人々が沈み行く太陽に釘付けとなり、とても静寂な時間が流れます。
そして、その時を迎えた瞬間、空気が一変し、カメラのシャッター音が一斉に響きわたりました。
午後5時30分、太陽が完全に筑波山に隠れ、日没。
周りを見渡せば、数人の方が手を合わせていましたが、実際にこの自然の奇跡を目にすれば、その気持が誰しもわかると思います。
日没後の夕空と湖面、筑波山の幻想的な景色はいかがでしたでしょうか?
自然とタイミングが合わず…。
今回は、残念ながら筑波山頂と太陽の位置が少しずれ「ダイヤモンド筑波」でなかったのですが、実際「ダイヤモンド筑波」を目にしたら、今回以上の感動が得られるのではないかと思います。
年に2回、自然が織りなす神々しい瞬間をぜひ皆さまもご体感ください。
最後に「夕日の郷 松川」をご紹介
施設は、平成28年(2016年)、茨城県の中央部に位置する涸沼湖の大洗町エリア湖畔に都市と農村をつなぐ交流体験施設として建てられました。
位置は「★」印の所です。
敷地内の販売棟では、日本三大しじみ「大和しじみ」の直売・地元の野菜を販売。そして、バーベキュー施設、キャンプ場があります。
キャンプ場所には芝生が張ってありますが、乗用車・トレーラー・キャンピングカー・バイクの乗り入れが可能。また、2022年6月にトレーラーハウスが2棟設置され、手ぶらでも利用できます。
施設利用に関しては「キャンプ場利用詳細」をご覧ください。
さらに施設がある「涸沼湖」は、2015年「ラムサール条約」に登録された国際的に重要な湿地。また、関東で唯一、全国でも希少な「汽水湖(淡水と海水が交じる湖)」で、貴重な自然環境に珍しい野鳥、動植物が生息し、それらを観察出来ます。
こちらの施設は販売棟が午後4時に閉店するのに伴い、正面の門も閉まりますので、夕日を見たい方はキャンプをしながらゆっくりとお楽しみください。