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「もうちょっとまともな将棋を指せるようにやっていきたい」王将戦第2局後、渡辺明王将(37)コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

渡辺明王将「やっぱり△8八歩(1日目午後、藤井挑戦者が2時間28分の長考で指した52手目)のところで、▲同金と取ったのがちょっとまずかったかもしれない・・・と。やってるときはまあ▲同金でしょうがないかなと思ってたんですけど、進んでみたらちょっとそこを過ぎてからダメしてしまっているような気はしました。(手抜きで△8九歩成と桂を取らせる方がよかった?)なんかそういう変化をやっていかないといけなかったかな、ということはあとで思ったんですけど、はい。封じ手(58手目△3五銀)のあとはだいたいこんな感じかな、と思ってた手順だったんで。まあでもそうですね。(80手目)△9七龍から△6七香で。もうちょっとアヤはあるかなと思ってたんですが、全然ダメだったんで。まあやっぱり、そうですね、△8八歩のところまでさかのぼっちゃうかな、っていう感じで思っていました。(第3局に向けて)本局はあまり内容が、ちょっとよくなかったんで。もうちょっとまともな将棋を指せるようにやっていきたいと思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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