【北九州市八幡西区】子供も大人も笑顔になってSDGsにつながるプロジェクト~出張こども大工
私がお邪魔したのは、イオンタウン黒崎で行われた「出張こども大工」。
大英産業株式会社がイオンタウン黒崎で行うイベントです。
私が到着すると、黄色いヘルメットをかぶった子供たちが、学生さんや大英産業の社員の方と、各々机に陣取って、今か今かと作業開始を待っていました。
出張こども大工
まずは、作業の説明と、実際の建設現場で使われている木材の説明。
この切れ端が端材となって、今回の材料になることを参加者に案内していました。
思いのこもった椅子作り
今回は、大英産業の社員さん、九州共立大学と、北九州市立大学の学生さんが、参加者の皆さんと端材を使った椅子作りを行います。
完成した椅子の裏には手形を押して、将来の夢を記入。
社員の北野さんから「将来の夢が叶う椅子、って言うんですよ」と説明を受けました。
近年、大工業界の社会課題が「人手不足」「高齢化」になっているようです。
こども大工に参加して手作りの楽しさを知った参加者の中から、将来、大工さんになる子供が出てくる未来を想像するくらい、子供たちが生き生きと椅子作りに取り組んでいた姿が印象的でした。
じゃぱん みらいキッズプロジェクト
大英産業では、マンションだけではなく一戸建ても販売しています。
その現場で、まだ使えそうな端材を見たひとりの社員が「別のものに再利用できないだろうか?」がきっかけで3年ほど前に発足したプロジェクト。
端材の有効利用だけにとどまらず、「こども大工」は
・未来あふれる子供たちに笑顔を届ける
・腕は一流だが身体的に現場の仕事が難しいシニア大工さんの次の活躍の場の提供
・「障害福祉サービス事業所 桑の実工房」の方へ端材研磨の仕事の提供
などをコンセプトに、北九州市とその周辺地域の幼稚園、保育園、また今回のようにショッピングセンターで、出張こども大工のイベントを行っています。
大英産業株式会社では、こども大工の理念に共感するオフィシャルパートナー企業を募集されているとのこと。
現在、地元企業、団体の皆さんが協賛で端材遊具を幼稚園に寄贈したり、スタッフとして学びのサポートを行ってくれています。
出張こども大工は、月に1~2回、イベントを行っているそうなので、見かけたらぜひ、参加してみませんか。