今年の２月で45歳になったにもかかわらず、NHLチームの主力として活躍し続けているヤロミール・ヤーガ。

　NHLでのプレーを切望しながら、今季のオファーが来たのはマイナーリーグ（NHLの二つ下に相当するECHL）のチームからだけとあって、先月に生まれ故郷のクラドノ（チェコ）へ戻った際には、現役引退をほのめかす言動も見られました。

▼若手が揃うカルガリーからアプローチ

　ところが状況が一変しそうです。カナダのテレビ局の記者によると、カルガリー フレイムスがヤーガの獲得に強い関心を示している とのこと。

　2010年から5季続けてレギュラーシーズン敗退が続いていたカルガリーは、低迷していた間に行ったトレードで得たドラフト指名権で、有力な若手を次々に指名。

　その甲斐あって、昨季までの3年間で2回プレーオフへ勝ち進んでいます。

　さらなるチーム力アップを目ろんで、NHLだけでなく、オリンピックと世界選手権も制して、トリプルゴールドクラブにも名を連ねている ”チェコの至宝” ヤーガへのアプローチを、真剣に検討している模様です。

▼初めてカナダのチームでプレーする!?

　この報道に加えて、昨季からカルガリーのヘッドコーチ（HC）を務めている グレン・グルッツァン（46歳）とは、フィラデルフィア フライヤーズからダラス スターズへ、ヤーガがFA移籍した際にHCと選手だった縁も、この話の信ぴょう性を高めている要素に。 （余談ですが誕生日は、8か月だけしか違いません）

　もしも、ヤーガがカルガリーと契約を結べば、NHLでは「8チーム目」

　そして、初めてカナダのチームでプレーをすることになります。

　史上二人目にして、北米出身者以外では初めてとなる通算2000ポイントまで、あと「86」と迫っていますが、カナダの熱いホッケーファンの前で、ヤーガが金字塔を打ち立てるシーンは、見られるでしょうか。

＜追記＞　カルガリーファンの期待は大きい様子で、熱心なファンの中には、早速このようなリアクションも！