まさか自己肯定感の低さが適応障害の原因に!?意識すべき5つの習慣
こんにちは、精神科医しょうです。
あなたが適応障害になってしまったとき環境の改善や投薬治療などの治療を行う他にも、自分への自己肯定感をアップすることが病気を克服するカギになります。
適応障害は精神的な病気の中でも、一度治っても強いストレスなど感じると再発しやすいんです。
何度も病気を繰り返さないようにするには、初めの発症でしっかり完治させなくてはいけません。
タフで図太い精神になると多少のストレスを乗り切れるので、適応障害を完璧に克服するには自己肯定感のアップが最適な方法です。
適応障害は自己肯定感の低さが原因に?
適応障害になる人は繊細な性格をしている人が多いのですが、神経がきめ細やかなタイプの人は自己肯定感が普通の人よりも低いところがあります。
自分を認めてあげられない気持ちが強いと周りに溶け込みにくいので、本人が周りに同調できない自身にジレンマを感じて心の病気を発症しやすいのです。
自己肯定感が低く自信がない人は基本的に真面目で善良なため、少しのミスでも罪悪感や後悔する気持ちを強く抱いてしまいます。
「自分の能力が低いために周りの人に迷惑をかけている」、「自分が気づかないところで何か失敗していないだろうか」などといつまでも深く悩んでしまうのです。
自分の行動に落ち込んでいると周りの目がとても気になり、神経が過敏になってしまうので精神的な負荷が大きくなります。
それから来るストレスに原因である自分の過敏への苛立ちも加わり、心のバランスが崩れて適応障害になる傾向が高いです。
高い自己肯定感があると適応しやすくなる
環境が変わってもすぐに馴染める人がいますが、 そういったタイプの人は高い自己肯定感を持っています。
自分自身を認めてあげられる人は考え方に柔軟性・許容性があるので、どのような環境にいてもスムーズに周りの中に溶け込めるのです。
自分が失敗することに対して恐れる気持ちもなく、何かミスをしてしまったとしてもいつまでも落ち込んだりしません。
「慣れない内は誰だってうまくいかないもの」と失敗を重すぎずに受け止め、「間違えた点を見直して次はうまくやろう」と経験値として前向きに活用します。
周りに迷惑かけたことへの反省はしても決して卑屈にはならず、自分ができる場面で役に立とうと考えてポジティブに行動します。
向上心が伺える自己肯定感が高い人の行動は周りの人々からの好感を得やすく、相手が何かと親切に力を貸してくれるので自然と輪の中に入れるのです。
適応障害の抜本的克服にはタフさも必要
適応障害にかかる人の多くが繊細な性格や心をしているのに対して、周りに適応しやすい自己肯定感の高い人は性格や心を表すとタフです。
適応障害の抜本的克服を促すのは自己肯定感の高さというより、自信を得ることでついてくる精神のタフさでしょう。
自分の考えを明確に持っていて他人に意見をしっかり言うことができ、悩んでいること・困っていることがあれば素直に他人に打ち明け相談することができます。
考え方が真面目すぎるところがある繊細な性質の人は悪い言い方をすると、内側の自我が弱く世間から向けられる視線を気にしすぎです。
自分に自信がある人が難なくできる意見の主張・人に頼ることを、自分に自信がない自己肯定感が低い人の場合は容易にできません。
環境からくるストレスを受けない・周りに溶け込むために、意見の主張・人に頼ることをできるようにする必要があります。
自己肯定感をアップするための5つの日常習慣
適応障害の克服に必要なタフさを得るために自己肯定感をアップするには、日常習慣にちょっとした工夫を加えることがおすすめです。
ここであげる行動をあなたの毎日の習慣にプラスしてみてください。
・前向きで明るい言葉をたくさん口にして、自分の心をポジティブな流れに引っ張
・紙などに自分のしたいことを書き、目標として定めて実現する
・朝に日光を5分だけでも浴び太陽の光を受け、精神安定効果のあるセロトニンを増やす
・失敗は誰でもしてしまうと認識して、ミスは学びのチャンスと考えるようにする
・背筋をピンと伸ばして姿勢を良くし、体に合わせ合わせ心の姿勢も整える
あなたの精神を前向きにする、行動力を高める、心身の状態を正すことが自己肯定感のアップにつながります。
自信に変化がなければ一旦休息を取ってみる
自己肯定感をアップする働きがある日常習慣の行動で自信の持ち方に変化がなければ、一旦休息を取り心と体をほぐしましょう。
自分を認めてあげようとあなた自身が色々頑張っても効果が出ないときは、心身のストレスが大きく自信を高める行動が疲労となり返って負担になっているのかもしれません。
まず現在抱えているストレスを休息を取ることで解消してから、日常習慣の行動を再開してみてください。
心と体に抱えているストレスを和らげてからの方が、自信への効果が出やすくなるはずです。
適応障害の投薬治療も選択肢
適応障害にかかっている人の中でもひどく気持ちが落ち込みうつ状態が強い場合は、精神安定効果や不安を抑える効果がある投薬治療の併用も考えてみましょう。
自己肯定感をアップする日常習慣の行動を積極的に行っても、うつの症状が強いと脳自体の働きが低下しているので効果が出にくいです。
うつを抑える働きを持った薬を処方してもらい、脳の働きを回復させて行動の効果が働きやすい状態にします。
気持ちの落ち込みが軽くなるなどうつ状態に改善が見られたら、医師に投薬治療のストップなど相談してください。
まとめ
適応障害にかかっている人は「高い自己肯定感を持つ」、自分自身への認識を良い形で高めることが病気の克服のカギになります。
強い自信はあなたの人生を生きやすくもしてくれるので、自分を否定しないで優しく自身を受け入れてあげましょう。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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