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赤裸々すぎっ! K-POP日本人メンバー「韓国デイズ」を大公開。すっぴん、寝起き顔、秘密暴露...

韓国で活動する元AKB48高橋朱里。YouTubeにて韓国での日々をつづっている

彼女たちの日常がよく分かる”JURIFUL_DAYS”

K-POPガールズグループ「Rocket Punch」のジュリの”赤裸々っぷり”がものすごい。

元AKB48の高橋朱里が韓国で始めたYouTube企画でのことだ。

例えば…

「AKBにいた10代の頃、今より10キロ太っていました」

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「韓国の歌番組に出る時、”詐欺”やってます」

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「韓国での練習生時代、韓国語も下手くそでどん底でした」

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全編の1割くらいはスッピンやほぼスッピンで出演しているのではないか。それどころか髪の毛ボサボサでも登場。移動中に撮られた寝顔も編集でカットされず。美容室で髪を染める際にはスタッフからは「卵みたい」といじられ…。

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グループの公式チャンネル内で今年8月から始まった企画の名は

JURIFUL_DAYS」(ジュリフルデイズ)

昨年秋ぐらいから日本よりも韓国でより流行している印象もある「Vlog(ブイログ)」の要素も含まれる、全8回シリーズだ。ブログが文字や写真で日常を記していくのなら、Vlogは映像でこれを行う。VはVideoの頭文字だ。

タイトル通り「K-POPアイドルがどんな日常を過ごしているのか」がよく分かる。

エピソード2のなかで、音楽番組収録前にすっぴんの彼女が放つ言葉が非常に印象的だった。

「高橋朱里がこれからジュリになります」

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本人の素をさらけ出せる性格が伝わってくることもあいまって、見ているこちらのテンションも上がる。そういったコンテンツとなっている。

日本のK-POPファンのライフスタイルにもぴったり

”ああ、こうやってK-POPアイドルは暮らしているんだな”

観ていると、改めて気づかされる点が多い。例えば彼女が美容院で髪を染める直前のシーン。本人が「(これから)どんな色になるか知らない」という。事務所に任せているのだ。それについて彼女がまた「これはあくまでも私の事務所のやり方。他のところでは違うかもしれません」と解説してくれる。

こういった内容が日本のK-POPファンのライフスタイルにとってもおおいに実用的だ。

「YouTubeでの楽曲鑑賞の時間をより深められる」

夜な夜な、検索しながら動画を”掘っていく”。あまりにも動画のなかのメンバーたち可愛らしくて一人でぐぁあああああっと唸る……そういった経験もおありではないだろうか。

韓国のファンのように(ましてや今はコロナ禍によって)、メンバーたちにお目にかかれない。だからこそ、海外のファンは「動画を見て、見て、見まくって考察しまくろう」「数少ない会える機会を楽しみまくろう」。そんな日本ならではのK-POPライフスタイルを筆者は提唱してきた。きっと韓国のファンですら出来ない楽しみ方を自分たちは楽しめる、と。

きっとこの「JURIFUL_DAYS」と、YouTubeでの音楽番組出演時の動画を往来すると、その時間をぐっと深められる。

本編のなかでジュリがこんな内容を話しているのを聞いて、はっと気付かされた。

「(局ごとに違う)音楽番組が毎日あるんです」

「活動期間(プロモーション期間)には、毎日出演し続けるんです」

「このサイクルが1ヵ月続きます」

「最初は慣れませんでした」

ああ、毎日やっているんだなと。確かにそうだよな、と。

K-POPファンの多くは、グループのカムバック(新曲活動)の際、まず公式MVを観て、その後に音楽番組の出演動画が日々上がってるのを待つ日々を送るのではないか。ここで動画ごとの衣装の違いや、舞台設定による楽曲やメンバーの映え方、ほんの小さなアドリブ、時にあるハプニングを見て楽しむ。

その動画が大量に出てくるからこそ、海外でのK-POPライフが成立する。自分たちが日本にいて、韓国にいる本人たちになかなかお目にかかれない時間を「やってられる」。

これ、彼女たちが1ヵ月間毎日音楽番組に出演しているからこそ、可能なことなのだ。

考えてみれば当たり前のことだが。

このJURIFUL_DAYSでは、その他にもメイク、ダイエット、とある活動時期の一日のスケッチといった”K-POPの裏側”がふんだんに描かれている。

本人提案の企画…”長尺”も楽しめるVlogの魅力

またこのコロナ禍の時代にあって「動画の尺が全般的に眺め」というのもじつはありがたい。20分を超えるものもある。

筆者自身、昨年末から韓国メディアとともにYouTubeのような映像コンテンツを進行したことがあるが、担当者から一編あたりの時間を何度も念押しされた。

「7~8分が望ましい。たとえ長くても12分まで」「あまり長いと最初からクリックされない恐れあるので」

いっぽうでこのVlogというジャンルは「日常を記す」という目的があるからか、ここでは長めの尺の編集が行われている。「K-POPアイドルの日常を知る」ほかに、「本人たちに会えない時を埋める」「韓国の様子をうかがい知る」という楽しみもある。韓国でより盛んな印象のVlog文化を、日本により深く伝える役割も果たしているのだ。

企画自体は、ジュリ本人が「自分がやりたい」と申し出たのだという。本人がPCなど機材を揃えた。事務所からの反応は「いいアイデア」だった。しかし「楽曲のプロモーション期間に本人が編集までをもやるのは大変」ということで、本人はスマホでの撮影を担当することになった。

今年8月にデビュー1周年を迎えたRocket Punchの魅力も伝わってくる。ジュリが最年長で、芸歴も長いためリードする部分があるかと思えば、逆に他の5人のメンバーたちが韓国で言語や習慣の分からないジュリをフォローする姿もある。これがこのグループの魅力のひとつでもある。とくに今回は、韓国人メンバーたちが日本語に果敢にチャレンジする気持ちに心を揺さぶられた。なかでも、EP7の18分7秒あたりのヨンヒにキュン死。

そして何より、ジュリがこんなに自分をさらけ出せる人なんだ、という点を改めて知ることができた。重ねて言うがすっぴんのシーンが多くて驚く。言葉通り「素顔」が垣間見える。しかもそれがかわいい。自分をさらけ出せる点は彼女の強さでもある。「ダイエットはアイドル最後の日まで続けるもの」という話では彼女の哲学にも触れられる。新たな内面・外面の魅力も知り、ますます好きになった。どうしてくれるんですか。

(了)

ご参考までに…

Rocket Punch グループ紹介

ヨンヒ、ジュリ、スユン、ユンギョン、ソヒ、ダヒョンからなる<ロケットパンチ(Rocket Punch)>。「単調な日常に吹く、新鮮な一発のパンチ」という意味を込めたグループ名。ロケットパンチが贈る新しい音楽とステージで、多くの日常に明るいエネルギーをプレゼントできるように努力するという思いを込めた。

2019年8月7日、ミニアルバム「PINK PUNCH」でデビュー。

新人らしくないボーカルの実力と派手なパフォーマンス、パーフェクトなビジュアルは、既存のガールグループとは、ユニークな差別性を示し、今後の歩みがさらに期待される。

  • 2020年8月に公開された”JUICY”。
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ヨンヒ(リーダー) 2000年12月6日生まれ。161cm。血液型:B。趣味:数独、コンサートの動画を見ること。特技:チャムチャムチャムゲーム、スケート。チャームポイント:うさぎのような性格とポジティブエネルギー。

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ジュリ  1997年10月3日生まれ。160cm。血液型:A。趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞(バンド系)。特技:素早いウインク、セクシーキューティーな表情。チャームポイント:目。

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スユン  2001年3月10日生まれ。169cm。血液型:A。趣味:カラーリングブック鑑賞、写真撮影。特技:立ち幅跳び。チャームポイント:クールな笑顔とリアクション。

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ユンギョン  2001年11月1日生まれ。161cm。血液型:B。趣味:ビューティー関連の映像を見ること。特技:レモン早食い、ガンつけ合いの勝負。チャームポイント:クールな見た目と天然ボケのギャップ。

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ソヒ  2003年8月14日生まれ。161cm。血液型:A。趣味:YouTube鑑賞、音楽鑑賞。特技:剣道、声帯模写。チャームポイント:ワケの分からない四次元の魅力。

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ダヒョン  2005年4月29日生まれ。160cm。血液型:A。趣味:グルメ、掃除、ミカンの皮アート。特技:中国語、じゃんけん、世界の国の首都当てクイズ。チャームポイント:内に秘めた熱い情。

吉崎エイジーニョ ニュースコラム&ノンフィクション。専門は「朝鮮半島地域研究」。よって時事問題からK-POP、スポーツまで幅広く書きます。大阪外大(現阪大外国語学部)地域文化学科朝鮮語専攻卒。20代より日韓両国の媒体で「日韓サッカーニュースコラム」を執筆。「どのジャンルよりも正面衝突する日韓関係」を見てきました。サッカー専門のつもりが人生ままならず。ペンネームはそのままでやっています。本名英治。「Yahoo! 個人」月間MVAを2度受賞。北九州市小倉北区出身。仕事ご依頼はXのDMまでお願いいたします。

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