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今季自己最長、8試合本塁打なしの大谷翔平。次の3試合は「半休養」で、本塁打なしは二桁試合まで伸びる?

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
今季自己最長となる8試合連続ホームランなしの大谷翔平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月5日(日本時間6日)のテキサス・レンジャーズ戦で、3打数無安打、2四球だった大谷翔平。

 最後にホームランを打ったのは、7月28日(日本時間29日)のコロラド・ロッキーズ戦で、今季自己最長となる8試合続けてホームランが出ていない。現地5月26日から6月4日までも7試合連続でホームランが出なかったが、今回はその記録を塗り替えた。

 この8試合はホームランが出ていないだけではなく、28打数4安打(打率.143)とヒットも少なく、打点はわずか1。三振は11個もあり、タイミングも合っていない。

 エンゼルスのジョー・マドン監督は「少し疲れているのかもしれない」と投打の二刀流で出場を続ける大谷の疲労を心配するが、明日6日(日本時間7日)からのロサンゼルス・ドジャース戦との3連戦は、敵地でのインターリーグ戦。指名打者制が使えないので、大谷は代打要員としてベンチに控える「半休養」試合となる。

 今季は代打として、5度打席に立っている大谷だが、1四球、1死球、1犠牲フライで、2打数1安打。出塁率は6割だが、ホームランは出ていない。

 メジャー通算では、代打として35打数12安打(打率.343)、2本塁打。出塁率は.467を記録しており、代打として結果は残している。

 ドジャースとの3連戦でホームランが出なければ、ホームランなしの記録は11試合まで伸びるが、それと引き換えに体調が回復して、疲れが取れるのであれば、何も気にすることはない。

 オールスター後の6試合も打率.167、1本塁打と「プチ・スランプ」に陥ったが、1試合完全休養を与えられてからの5試合で打率.444、3本塁打とすぐに息を吹き返した。

 ドジャースとの3連戦後の現地9日は移動日なしの完全休養日。その後は13日間で14試合と厳しいスケジュールが待っている。とくに現地15日から22日はアナハイム、ニューヨーク、デトロイト、クリーブランド、ペンシルベニア州ウィリアムズポートと8日間で5都市を目まぐるしく移動する。

 この4日間は短い「夏休み」として休養を与えられた大谷が完全回復することを多くのファンは望んでいる。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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