【宝塚市】calmeさんの『こけしまつり』に行ってきました!
雑貨店calme(カルム)さんでは、8月3日(最終日15時close)まで、こけしまつりを開催中。こけしをこよなく愛する店主厳選のこけしたちに会いにいってきました!
産地は東北6県のみ
こけしを知らない人はいないと思いますが、意外と実物を見たことがないと思いませんか。それもそのはず、こけしは東北6県でしか制作されておらず、関西で販売しているのは大阪の夜長堂さんと、山本のcalmeさんの2店舗だけだそう。
そのcalmeさんでこけしまつりを開催中とのことで、最終日の前日に滑り込みで行ってきました。
店内にところ狭しと並べられたこけしたちは、どっしりとして抜群の存在感。しかもこれ、すべて購入可能なんです。
ふだんは置いていない年代物のこけしも多く、中には50年ほど前の昭和につくられたものもあるのだとか。時代を経たこけしは、木地が飴色(あめいろ)に変わり、何とも言えない味わいを醸し出しています。
こけしを作る方は「工人」と呼ばれ、なかでも名匠がつくったこけしには、作者の名前が書かれています。
地域によって系統が分かれる
こけしはその特徴によって、大きく11系統に分かれるのだそう。
今回は2つの系統を教えていただきました。まずは弥治郎系(宮城)。大きな頭にたくさんひかれたロクロ線がベレー帽のように見え、胴体がくびれているのが特長です。
もうひとつは木地山系(秋田)です。らっきょう型の頭にどっしりとした胴体、縦縞の着物で、梅やかすりなどの前垂れをつけています。
上の写真の一番手前、中央のこけしは縦縞の着物、その右側が梅の前垂れで、どちらも木地山系ですね。
顔も模様も手描きのせいか、産地の風土が色濃く出ているのが興味深いです。
はじまりは清荒神の参道
「こけ女」道をひたすら歩み続ける店主の林さんですが、こけしに惚れ込んだのは2年前とまだ日が浅いのだとか。意外なことに、出合いは清荒神の参道沿いの店舗でした。
瀬戸市(和歌山県)産の陶器製こけしで、ひとめぼれだったそう。いまではもう手に入らない、林さんの貴重なコレクションです。
創作こけしは今後も販売
こけしまつり終了後も、創作こけしは販売しています。伝統の形や技法を受け継ぎつつ、ポップな色遣いやスカートのような形が現代風ですね。
個人的には「浜ちゃんの創作こけし」がお気に入りです。
今回のこけしまつりに合わせて、浜ちゃんを講師に招いた、「創作こけしに絵付け」のワークショップも開催したそう。ろくろをまわしての絵付け、聞いただけでわくわくしますね。機会があれば、ぜひトライしてみたいです。
店舗情報
calme(カルム)
■ 場所: 宝塚市山本中3-17-6
■ Tel: 090-1157-4616
■ Open: 金曜、土曜、第1・3日曜 11:00~18:00
公式インスタグラム
公式ホームページ
こけしまつり
8月3日最終日:11時~15時
(営業時間が短くなっております。お気を付けください。)