【秋田県横手市】ちょっぴり贅沢な湯上りメシ!横手駅前温泉ゆうゆうプラザ『和蘭』の横手牛タンとは?
横手駅前温泉ゆうゆうプラザ2階!本格的な和食を楽しめる『和蘭』とは?
今年も秋田に冬がやってきた。
12月1日、私たちの住む大仙市や横手市に雪が降り積もった。それは冬の訪れを告げる白いホイッスル。世界の屈強なチームに立ち向かうサッカー日本代表のような面持ちで、車庫からスノーダンプを引っ張り出しながら秋田県民の長い冬がまた始まる。
……って、いきなりグルメ記事とは思えないシリアスな展開からスタートしてしまったが、今回そんな私が向かったのは横手駅前にある温泉施設『ゆうゆうプラザ』である。そう、今日は横手駅前で熱い温泉に浸かりつつウマいメシでも食べて、これから始まる本格的な冬に向けて英気を養おうという魂胆である。
『和蘭』といて『からん』と読む。風呂からあがった私は『ゆうゆうプラザ』2階にある和食がメインの店に向かった。今日はこちらの店でちょっぴり贅沢な湯上りメシといこう。
品書き
蕎麦
天ぷら蕎麦(冷・温):1,408円、蕎麦単品(冷・温):880円、六色蕎麦:1,518円、ざる蕎麦寿司:1,408円
稲庭うどん
寛文五年堂 天ぷら稲庭うどん(冷・温):1,738円、寛文五年堂 稲庭うどん単品:1,210円、寛文五年堂 ざる稲庭寿司:1,738円
天丼
天丼御膳:1,958円、天丼(味噌汁・香の物付き):1,298円
秋田牛
秋田牛味わい御膳:2,288円、秋田牛たたき丼:1,848円、秋田牛たたき単品:1,188円、秋田牛ハンバーグ膳:1,848円
品書きには気になるメニューが並んでいる。湯沢に本店がある老舗・寛文五年堂の稲庭うどんに、秋田牛の鉄板焼きに天ぷらも付いてくる秋田牛味わい御膳、秋田牛100%のハンバーグなんかも捨てがたい。湯上りの火照った私の腹はすでにグーグーと音を鳴らしているが、今日のチョイスは長期戦になりそうだ。
横手牛タン
横手牛タン定食(テールスープ・麦飯付き):2,398円/1.5人前:2,948円、とろろ:253円、横手牛タン単品:2,068円/1.5人前:2,618円、横手牛タン蕎麦御膳:2,970円
刺身
刺身ぶつ盛り:1,518円、刺身五点盛り:1,518円、握り寿司 椿:2,068円、握り寿司 楓:1,408円など。
横手牛タン。こいつもなかなか気になる存在だ。品書きには「仙台牛タンに負けない美味しさ、柔らかさ」とある。牛タンの本家に横手牛タンがまさかの宣戦布告。こいつは強気だ。ついでに値段設定もなかなか強気だけど……あっ、スイマセン。ちょっぴり自分の懐具合が気になるが、私の勝負手は決まった。今日は『ゆうゆうプラザ』の2階で横手牛タンに舌鼓といこう。
横手駅前から牛タンの本場・仙台に宣戦布告!ゆうゆうプラザ2階にある『和蘭』の横手牛タンとは?
ついに姿を現した横手牛タン。定番の麦飯とテールスープ、そして私が追加で頼んだとろろを引き連れての登場だ。
初めてお目にかかる横手牛タンだが、なかなか肉厚で食べごたえがありそうだ。さっそく南蛮味噌をつけて、めくるめく牛タンの世界へダイブ。横手で出会った仙台名物とワンオンワンの勝負だ。
香ばしさとジューシーさが同居し、噛めば噛むほど広がる旨味。牛タンと幸せを共に噛みしめるビューティフルサタデー。臭みもないし、これはウマい。牛タンの本場・仙台に伏兵の横手がジャイアントキリングをかましそうな勢いだ。
麦飯に、とろろをイン。右手のスナップを利かせて、とろろご飯をかき込む。もはやアスリートのようなテンションで堪能する牛タンワールド。店を経営するプラザグループが全力で開発したという横手牛タン。ならば、私も全力で食べるのみだ。
牛タンにすっかり夢中になっていた私だが、ふと周りを見渡すと風呂上がりの老若男女がそれぞれのランチタイムを過ごしている。店内は広く店員さんも気配り上手なため、のんびりと目の前のランチに全集中できるのが嬉しい。
秋田ではこれから本格的に雪との戦いが始まる。怒涛のように降る雪に疲れたときは、温かい温泉に浸かって、ちょっぴり贅沢な湯上りメシに舌鼓。なんて息抜きの仕方もアリだな。最後に牛の旨味が詰まったテールスープを飲み干しながら、ふとそんなことを思った私である。
【店舗情報】
和食処 和蘭
住所:秋田県横手市駅前町7-7 横手駅前温泉ゆうゆうプラザ2階
営業時間:11時~14時、17時~21時
電話番号:0182-32-7777
定休日:無し