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【京都市】下京区『天道神社』で栄華祈願!明治天皇の皇后昭憲皇太后の御胞衣(胎盤)を収めた塚が鎮座!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の下京区で「壬生寺」や「角屋」さんで『新撰組』関連の取材をしているときに、ご縁をいただきました『天道神社』さん。

下京区に鎮座します『天道神社』の御主神は伊勢皇大神宮の天照大神、左右に正八幡大神春日大明神、の三柱の神々を祀られています。

四条大宮を南に入った住宅街にあるこじんまりとした神社ですが、前を通り過ぎることができないほどの威厳を放っています。

それもそのはず、平安京に勧請されたときには、皇族始め京都中の人が集まるお宮だったそうです。

天道宮と呼ばれ,山城の国の長岡の地(現在の京都府長岡京市)に鎮座したが,延暦(えんりゃく)十三年(七九四)の平安遷都とともに,三条坊門東洞院(現在の東洞院御池上る付近)に勧請(かんじょう)された。

たびたびの兵火で焼失した神社ですが、1574年に織田信長により現在の地を授けられ再興されました。

境内には、明治天皇の皇后である昭憲皇太后の御胞衣(おえな)(胎盤)を収めた塚がありました。

これは一条家に誕生した皇后の栄華祈願のため、お父様がこの地に御胞衣を埋納したそう。

19歳のとき皇后宣下を受けられたと伝えられるため、開運祈願に訪れる参拝の方もいらっしゃるそうです。

境内には、様々な祠が祀られています。

天照大神の姫君である「市杵島比売命」を祀る「厳島社」や「洛陽二十五社天満宮」もあります。

「約束稲荷神社」では、念入りに参拝をされている男性がいらっしゃって、毎日参拝に来られているとのことでした。

牛頭天王をお祀りする「八坂神社」もありました!

「天道神社」の主なご利益は、「五穀成就」、「家畜の悪疫除け」です。

拝所と本殿の間にはおがたまの木(小賀玉の木)という大木も植えられ、社務所に説明が間られていました。

招霊(おきたま=神霊を招く)がなまったものという説があり、神社によく植えられている木だそうです。

毎年11月3日には例祭(神幸祭)が行われたり、5月17日には長い竿の先に季節の花を三方向に結び高く揚げる「天道花神事(てんどうばなしんじ)」という五穀豊穣を祈る神事が行われるそうです。

『高津商会』でも秋を中心に、地方でのお祭りで甲冑や小道具たちが大活躍しております。

日本の伝統を次世代に繋げていくこと、文化を広めることの大切さを改めて感じるこの頃です。

天道神社
〒600-8397 京都府京都市下京区西田町 615 仏光寺通猪熊西入ル

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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