《横浜中華街》中華街でコレを食べるの?驚きながらもスプーンが止まらないテラ盛りカレー【横浜市中区】
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
横浜中華街は、中国にある以外では世界最大の中華コミュニティーと言われています。
みうけんの一族は少なくとも江戸時代には現在の横浜市に住んでいたので、中華街は身近な存在。
中華街を「南京町」と呼んだ祖父がたまに連れて行ってくれる、そんな特別な街でもあります。
さて、中華街といったら何を食べますか?
肉まん、食べ放題、麺類、飯類、とイロイロある中で、オススメしたいのが関帝廟通りに入ってすぐの所にある、「鳳林」さんです。
いつもは店内の写真を撮るのですが、今回は多くの方で席が埋まっていたので省略。
入ってみるとテーブル席がたくさん並んでおり、あまり格式ばった感じもしないので日常の利用に良さそうな感じです。
この鳳林さん、ずいぶん昔からあるお店でカジュアルでリーズナブルなランチが人気のお店。
もちろん2階席や個室も用意されていて、宴会などにも対応されているとの事です。
メニューも、中華街らしい大皿の料理からおひとり様でも気軽に頂ける麺類や飯類など、さまざま。
その、いろいろあるメニューから注文したのは・・・
◆カツカレー中サイズ(1045円)
お願いしまーす!!
読者の方から、「えっ!?」という驚きの声が聞こえてくるような、このメニュー。
もともとは賄いで作られていたというカレーですが、いつしか裏メニューとして提供されるようになったそうです。
そのためメニューには書かれていませんが、注文すれば普通に供されるメニューです。
注文して、まず運ばれてくるのはサラダ・杏仁豆腐・そして、福神漬け。
サラダはフレッシュなサニーレタスを中心に、サクサクのクルトンやフライドオニオンがガッツリ。
こってりとしたゴマドレッシングの風味もよく、空腹がバシッと刺激されて食欲エンジンも全開になっていきます。
そして、「どっどーん」という形容詞が似合いそうな、カツカレーの登場です。
それを見ていた隣のご夫婦からは、思わず「うそっ!」という声が。
それもそうでしょう、ごはんだけで600グラム程度だという破壊力満載のボリューム感です。
モッタリとしたルーに、真っ白なご飯。
その上にはテリテリと輝いて、油の誘惑を投げかけてくるカツ。
これが嫌いな男子は、きっといない・・・!!
そう、決めつけてはいけないのは分かっています。
それでも、声を大にしてそう叫びたくなるような圧倒的なビジュアルのカツカレーです。
じっくり抽出した鶏がらスープを使い、トロットロになるまで炒めた玉ねぎをたっぷりと使ったというカレーのルウ。
北京料理のお店で食べるカレーというのも不思議な存在ですが、なんと辛さは黒コショウに加えて特製のラー油を使っているのだとか。
食べてみると「んっ、普通に美味しいお母さんのカレーかな」と思いますが、食べ進んでいくうちにジンワリと滲んでくる辛さと風格は、さすが中華料理店ならでは。
中にはゴロンとお肉が入っています。
とても軟らかく煮込まれた牛肉で、大きさもしっかりと2口ぶん。
牛バラ煮込みなどで中華の定番とも言える逸品ですが、こうしてカレーに入るとまた違った美味しさがありますねぇ。
ご飯の炊き加減もちょうど良く、カレーにも中華にも相性が良い炊き加減です。
カツは豚のロースカツで、サックリと揚がっています。やはりカツはカレーとの相性はバツグン。
このカツが入るだけで、カレーが何倍にもグレードアップするから不思議ですねぇ。
食後に、杏仁豆腐を。
フルーツがたっぷりと入っていて、甘いながらもサッパリとした口当たり。カレーでホットになった口を、サッパリと鎮めてくれました。
◆◇◆後記◆◇◆
観光都市・国際都市である横浜が世界に誇る一大観光地、横浜中華街。
山下町と呼ばれる一帯には数多くの中華料理店、雑貨店、占い、お土産屋さんなどがギッシリと詰め込まれています。
修学旅行生や観光客で賑わう大通りから、まるで香港の裏路地にでも迷い込んだのではないかと思わせる小径(こみち)まで。
所々には中国式の寺院もあって、多くの参拝客が大きなお線香をあげて熱心にお祈りする姿が見られ、やはりここは日本ではないのかなぁ、と錯覚してしまうほどです。
しかし、「本当のハマっ子は中華街には行かないものだ」という事も言われており、何を隠そうみうけんも中華街に行くのは年に数回という現実。
そして、食べるものと言ったら、普通にレバニラ定食だったりカツカレーだったり。
横浜市民にとって近くて遠い、そんな横浜中華街。
たまには足を運んで異国情緒を味わいつつ、ハマっ子ならではの裏メニューをお腹いっぱい堪能してみるのはいかがでしょうか?
関帝廟通り・鳳林さんの裏メニュー、「カツカレー」。
お試しを!
鳳林 (Rettyページ)
045-662-2225
横浜市中区山下町187
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※この記事はお店の方の許諾を得て掲載させていただいております。