2023年11月5日（日）、阪急バスで4路線の廃止が行われました。

この中には西宮市に関する路線もあり、阪急西宮北口駅と宝塚線の阪急石橋・阪大前駅（バス停名は阪急石橋北口）や豊中駅を結ぶ「豊中西宮線（96・97系統）」が運行を終了しています。

筆者は電車移動での十三駅での乗り換えを嫌って、石橋から西宮まで何度か通しで乗った経験がありますが、そのような人はもちろん稀な話。

部分的な利用をされる方が多く、国道171号線を走ることもあって、伊丹市役所や市立伊丹病院の前を通過。

西宮市側でも、西宮北口から乗車して西宮市立中央病院前で下車されるイメージがあります。

とはいえ、その影響はあまりなく、別路線のバスで補完される様子です。

ただ、今回の廃止理由が「運転者の不足」で、全国的にも問題になっています。

大阪府下ですが、金剛バスが12月20日（水）をもって廃止され、近鉄バスをはじめとする各社や地元自治体が運営するバスに移管。

また、阪急バスと神姫バスが共同運行していた三宮駅と有馬温泉を結ぶ路線バスも、11月5日（日）の阪急バスに続いて2024年3月31日（日）に神姫バスも撤退します。

なお、この区間を結ぶ西日本JRバスの直行便「有馬エクスプレス号」は引き続き運行されます。

阪神バスも同様に、7月24日（月）から阪神甲子園と誠成公倫会館を結ぶ路線の運転を、土休日のみとしています。

高齢者の免許返納が叫ばれる反面、過疎地だけでなく都心部でも公共交通機関が縮小されていくのは、大きな社会問題かもしれません。