PayPay 20%還元で大混雑、ららぽーと船橋に行ってみた
PayPayは地方自治体と共同で「最大20%還元」などのキャンペーンを全国に展開しており、2022年1月以降も新たな実施を予定してします。本当におトクといえるのか、実際に買い物をしてみました。
この手のキャンペーンでは、実際には付与上限が低いなどあまりおトクに感じられないものが増えている中で、PayPayと地方自治体の取り組みは比較的大きい印象があります。たとえば東京都港区が2ヶ月間実施してきたものは「30%還元」かつ「6000円相当(回/および期間)」と、高い還元率と付与上限が好評でした。
また、キャンペーンによっては対象のお店を探しにくい場合があります。参加店舗を中小事業者のみに絞っている地域もありますが、地元の人以外にはハードルが高い仕組みです。PayPayアプリはお店を探す機能に工夫を凝らしているものの、正直に言うと「面倒くさい」印象がありました。
この印象が大きく変わったのが「ららぽーとTOKYO-BAY」です。ユニクロや無印良品、コジマ×ビックカメラなどを含め、モール内の多くの店舗が千葉県船橋市の20%還元に参加しており、自分の欲しいものが漠然としている状態でも、ここに行けば何とかなるという分かりやすさを感じました。
船橋市の20%還元の付与上限は1回あたり3000円、12月31日までの期間中に最大1万5000円相当となっており、合計で7万5000円分の買い物に対応できます。さらに船橋市とは別の取り組みとして、ららぽーとによる5%のPayPayクーポン(12月26日まで)に対応している店舗もあり、併用すると25%還元になります。
実際に買い物をしてみた結果がこちらです。支払い手段として登録した「PayPayカード」で1%、船橋市の20%、あらかじめ取得しておいた5%のPayPayクーポンが適用され、合計26%、202円相当のPayPayボーナスを獲得できました。
近隣には、同じく船橋市の20%還元に対応したイケア(IKEA Tokyo-Bay)もあります。ららぽーとと合わせて、PayPayでの買い物を丸一日楽しめるのではないでしょうか。
「支払い手段」と「ボーナス」の種類に注意
PayPayの20%還元で注意したいのは、対象となる「支払い手段」と、獲得できるボーナスの種類です。たとえばクレジットカードを紐付ける場合、20%還元となるのはヤフーカードとPayPayカードのみ。一般のクレジットカードは20%還元の対象外です。
わざわざクレジットカードを作りたくない人は、現金でチャージするのが簡単です。セブン銀行やローソン銀行のATMがあれば、これらの銀行に口座を持っていなくても、ATMに表示したQRコードをPayPayアプリから読み込むことで現金によるチャージができます。
また、キャンペーンで獲得できるボーナスは複数の種類があり、それぞれ用途が制限されています。「PayPayボーナス」の場合、他のユーザーへの送金や銀行口座への出金はできません。PayPayによる次回以降の支払いに充当するのが基本的な使い方になります。
最近ではPayPayの「ボーナス運用」サービスが利用者を増やしており、12月には500万運用者を突破しています。あくまで「運用」なので相場の動向によっては減ってしまう場合があること、2022年3月以降の一部有料化に注意は必要ですが、手軽に投資を体験できるサービスとして人気が高まっています。