そのまま冷蔵庫に入れちゃダメ!キャベツを長持ちさせる保存方法を八百屋が伝授
こんにちは、スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。
暑くなっていて「野菜が長持ちしなくなってきている」と感じている方も多いのではないでしょうか。
キャベツは長持ちするから...と油断しがちですが、冷蔵庫を開けると傷んでいるのを発見してしまったということありますよね。
そんなキャベツの正しい保存方法を知っていますか?キャベツは比較的長持ちする野菜ですが、正しく保存することで、さらに長期間保存することができます。
そこで今回は「キャベツを1ヶ月長持ちさせる保存方法」を紹介します。
この方法を使ってキャベツを最後までおいしく食べきってくださいね。
キャベツは成長点を壊してから保存する
キャベツは芯を切られて収穫され、売り場に陳列されている間も生きています。
生きているのでずっと成長し続けているんです。半分にカットされたキャベツの切り口が盛り上がってきたり、緑色に変色するのも成長を続けているから起こる現象です。
キャベツがそのまま成長し続けてしまうと、葉の養分や水分をどんどん成長に使ってしまい、栄養や糖分が失われてしまい、食味が落ちます。そうなると当然長持ちもしません。
野菜の成長を止めるためには、栄養を集める部分である成長点を取り除いたり、傷つける必要があります。
キャベツの成長を止める具体的な方法を紹介していきます。
芯にフォークを突き刺す
キャベツの成長点は芯の上側にあります。
芯にフォークをグサグサ突き刺すことで、成長点を壊し長持ちさせることができます。
爪楊枝を刺す方法が一般的なので、聞いたことがある方も多いかもしれません。ただ、レタスの芯は比較的柔らかいので爪楊枝が刺さるのですが、キャベツの芯はかたくて爪楊枝を奥まで刺すのが大変です。
キャベツ専用の成長点を壊す道具があるので、そちらがベストですが、どこの家にもあるフォークでも代用することもできます。
芯を取り除く
芯ごと取り除いてしまう方法もあります。
①包丁で芯を取り除く
②濡らしたペーパーを丸めて芯があった場所に詰める
芯を取り除く際は、芯の中心に包丁を向けて、包丁の刃を斜めに入れるのがポイントです。
キャベツの冷蔵保存方法
成長点を壊した(取り除いた)キャベツは以下の手順で保存するとさらに長持ちさせることができます。
①成長点を壊すか取り除く
②ペーパーで包む
③ポリ袋に入れる
④冷蔵庫の冷蔵室で保存
キャベツの最適保存温度は0〜5度なので、冷蔵室での保存がベストですが、冷蔵室に空きがない方は野菜室で保存でもOKです。ただし包丁でカットしたキャベツの場合は冷蔵室で保存しないとすぐに切り口が傷み始めます。
この方法で保存したキャベツの保存期間は約2週間です。
キャベツの保存方法まとめ
今回は「キャベツが長持ちする保存方法」を紹介しました。
今回紹介した方法を使って、キャベツをもっとたくさん食べて頂けると嬉しいです。
他にも「抜群に鮮度の良いキャベツの選び方」や「キャベツの外葉はどこまで食べることができるのか」という記事も書いているので、気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。