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アップルが衝撃に強いApple Watch発売か G-SHOCK対抗、アマゾンはPCR検査キット開発

小久保重信ニューズフロントLLPパートナー
画像出典:米Apple

筆者が注目した海外発最新テクノロジーニュース3本ダイジェストで

[1]アップル、衝撃に強い「Apple Watch」発売か G-SHOCKに対抗

米アップルが腕時計型端末「Apple Watch」の堅牢モデルの発売を計画中だと、米ブルームバーグが3月26日に報じた

アスリートなど過酷な環境で使用する人に向けた頑丈なケースを備えるモデルだという。社内で「エクスプローラ・エディション」と呼んでおり、2021年内あるいは22年の発売について協議していると関係者は話している。

Apple Watchはランナーやハイカー、スイマーなどに人気がある。一方、カシオ計算機の腕時計「G-SHOCK(ジーショック)」のような頑丈なデザインの製品もよく売れている。

機能は標準のApple Watchと同じながら、緩衝ゴムを採用するなどして特別な耐衝撃性を備える製品を発売する可能性があると報じている。

[2]フェイスブック、一部社員がオフィス勤務再開 5月から

米フェイスブックが、カリフォルニア州のサンフランシスコとシリコンバレーを合わせた本社地区のベイエリアでオフィス勤務を再開する。米CNBCロイターが3月26日に報じた。

新型コロナ感染状況の改善を前提に、メンローパークの本社で2021年5月10日に収容人数の10%の社員をオフィスに戻す。

フリーモントとサニーベールでも10%の社員が、それぞれ5月17日と5月24日にオフィス勤務を再開。サンフランシスコのオフィスも6月7日に再開するという。対人距離の確保やマスク着用を徹底させ、週1回の検査も義務付ける。

フェイスブックはこれまで社員に、7月2日まで在宅勤務が可能だと伝えていた。新たな計画では、9月初旬ごろに収容人数の50%に達した後も、1カ月間在宅勤務が可能としている。

米マイクロソフトは3月29日からワシントン州レッドモンド本社でオフィス勤務を再開すると発表した。同社では社員が、オフィス勤務、在宅勤務、2つを並行するハイブリッド勤務を選べるようにする。

配車サービスの米ウーバーテクノロジーズもサンフランシスコで3月29日から収容人数の20%がオフィス勤務を再開すると明らかにした。ウーバーでも出社と在宅の選択が可能だという。

[3]アマゾンがPCR検査キット開発、米食品医薬品局が緊急承認

米食品医薬品局(FDA)は3月25日、米アマゾン・ドット・コムが開発した新型コロナウイルスのPCR検査キットに対し、緊急使用許可(EUA)を出したと明らかにした

画像出典:米Amazon.com
画像出典:米Amazon.com

「アマゾンCOVID-19コレクションキット」と呼ぶ、鼻腔ぬぐい液を検体とするもので、アマゾンの子会社が従業員の定期検査向けに開発した。社内検査施設で使用するほか、自宅での採取用に配布する。

米CNBCによると、アマゾンでは倉庫従業員や配送運転手の検査体制を強化している。2021年2月には、米国700カ所以上の検査施設で採取した現場従業員の検体を100万回以上検査したと明らかにした

アマゾンが同キットと検査サービスを他の企業に提供する意向があるのかどうかは分かっていないとCNBCは報じている。

ニューズフロントLLPパートナー

同時通訳者・翻訳者を経て1998年に日経BP社のウェブサイトで海外IT記事を執筆。2000年に株式会社ニューズフロント(現ニューズフロントLLP)を共同設立し、海外ニュース速報事業を統括。現在は同LLPパートナーとして活動し、日経クロステックの「US NEWSの裏を読む」やJBpress『IT最前線』で解説記事執筆中。連載にダイヤモンド社DCS『月刊アマゾン』もある。19〜20年には日経ビジネス電子版「シリコンバレー支局ダイジェスト」を担当。22年後半から、日経テックフォーサイトで学術機関の研究成果記事を担当。書籍は『ITビッグ4の描く未来』(日経BP社刊)など。

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