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GWで子供の「ゲームざんまい」 親が考えること・できること  #専門家のまとめ

河村鳴紘サブカル専門ライター
(提供:イメージマート)

「子供がゲームばかりして勉強しない」という親の悩み。ゴールデンウイークでも子供を見ると、また言ってしまいそう……と。そこで子供の「ゲームざんまい」について、親ができる“行動”について解説、一助になるであろう記事を紹介します。

ココがポイント

▼親と子は、そもそも価値観が違う。親は子にまず共感する重要性を説く。ゲームの時間は「1日3時間くらい」というデータも。

「ゲーム=悪いもの」と連呼する親が問題である訳(東洋経済オンライン)

▼東北大の瀧靖之教授が監修。東大生を対象にした調査も活用。ゲーム一択にならない環境の用意、親が一緒に勉強する提案も。

ゲームの勉強への良い影響/悪い影響 成績低下はゲームのせいではない?!(るるぶKids)

▼子供の高額なゲーム課金の対策。子供のスマホにあるクレジットカード情報の消去をしないのは、カードを渡すようなもの。

子どものスマホは「1円も課金できない」ように設定可能です ゲーム高額課金の予防策、専門家が解説(東京すくすく)

▼一味違う視点から、大人も楽しめるゲームを紹介。気になる作品があれば、所有するゲーム機に合わせて考えては。

東大生ゲーマーが夢中になった「楽しいのに、勉強になる傑作ゲーム」ベスト3(日刊SPA!)

エキスパートの補足・見解

 親が自分の若い時代に、親から「勉強をしろ」と言われて従った……と言い切れる人は少数派でしょう。自分がやらなかったことを子供に言っている……と親の側が自覚するだけでも、一つ落ち着くのではないでしょうか。そして子供がゲームをしていたら、親があえて同じゲームを遊んで、お互いに感想を言ったり、教えてもらう(教える)だけでも、親子のコミュニケーションになります。

 残念ながらゲーム(ネットやテレビ)を禁止すれば、それで子供が進んで勉強をするわけではないのです。また子供に対してゲームを禁止しても、世の中からゲームが消えるわけではありません。むしろ、大人になって反動でゲームざんまいになる可能性もあるでしょう。「親は面倒でも、子供の様子を見る」「子供に共感して信頼を得る」という基本に尽きるのではないでしょうか。

サブカル専門ライター

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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