無敗対決を制したWBAフェザー級4位
WBAフェザー級4位にランクされるミルコ・ジェヒエル・クエジョ(22)が、プロデビュー以来、13連勝をマークした。そのうち11回がKO勝ちと、なかなかの倒し屋である。
今回の対戦相手、ルディ・ガルシア(26)も13勝(2KO)1分けと、負け知らずのファイターだった。
アルゼンチン人であるクエジョは、刺すようなジャブと力強い左フックを打ち込んでガルシアの左目と鼻から出血させる。更に重いパンチでポイントを稼いだ。彼は放ったジャブの35%、パワーパンチの35%をヒットし、リングをコントロールした。
結局、3名のジャッジそれぞれが99-90と採点する大差判定勝ちを収めた。
試合後、クエジョは語った。
「私がこれまで対戦した中で最もタフな相手でした。10ラウンドを戦うのは初めてだったので、多くを学びました。私はアメリカで戦うのが大好きなので、近いうちに、またSHOWTIMEのリングに上がりたいですね」
デビュー戦、第2戦でアメリカのリングを経験した世界4位にとって、全米ネットで試合がオンエアーされるのは初めてだった。
同ファイトは、多少、物議を醸している。第3ラウンド残り30秒、ガルシアがショートの左フックをヒットしてクエジョの腰を落としたが、レフェリーのジョン・ショールはダウンとは判断せずに試合を続行させた。
一方で5ラウンドにガルシアが右肩へのパンチを受けてダウンした折には、迷わずカウントを開始した。
とはいえ、アメリカンであるガルシアにとって、開催地は母国。クエジョにとって敵地であるのは述べるまでも無い。
今回の勝利で、クエジョはまた自身のランキングを上げるだろう。タイトルマッチに結び付けられるだろうか。