【禁止にしよう】捨てることができなくてもこのセリフは言わないで!『だから(私は)ダメなんですよね』
片付けをしていて、不要な物のはずなのに捨てられなくて落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
そんな時、「だからダメなんですよね」と言わないでほしいと思うのです。
それはどうしてか?
言い訳になってしまうから
“ダメ認定”をして、捨てられなくても仕方ないことにしてしまう。すると、目の前の状況から逃げることになってしまいます。
結果、捨てられないと思った物を曖昧なままで、いつまでも放置してしまうことにつながります。
捨てるかどうかの判断をする時は、「捨てる」「捨てない」「保留」のどれかを、自分の意志で選択しましょう。
「保留」は、自分の意志で少し様子を見るということなので、放置して曖昧にするのとは別です。
そして保留にしたものは期限を設けて、最終的には捨てるか捨てないか、どちらかにカタを付けます。
本当にダメになってしまうから
言葉の力は大きいです。
ダメと言い続けていると、本当にダメなってしまいそうです。
マイナスの言葉を自分に浴びせるようなことはせずに、肯定的でいたいものです。
「捨てられない、そういう物もあるよね」「捨てられない、そういう時もあるよね」に言い換えてみてはいかがでしょうか?
今の現状を受け止めた上で、「それならば、こうしてみようかな」と、次にどうするかを模索してみると良いと思います。
例えば、ひと晩おいてみるとか、誰かに相談してみるとか、先に述べた期限を定めて保留にしてみるなどです。
捨てられないという気持ちに対して否定的な言葉は避けるようにします。だからと言って無理して変に前向きになるのでもなく、ありのままのフラットな状態を言葉にすると、穏やかな気持ちでいられそうです。
「本当は捨てたくない」こともあるから
本当は捨てたくないのに、無理に不要な物と思い込もうとしていたり、他人の目といった体裁を気にして、その狭間で迷う気持ちになっていることはありませんか?
「迷った時点で、それは必要のない物」という言葉があります。それも一理あります。
しかし、客観的に見て不要と思える物でも、迷う物でも、自分にとってやっぱり拠り所があり後ろ髪を引かれるのであれば、それは必要な物なのかもしれません。
「捨てたくない」と思う気持ちはダメなことではありません。
自分の持ち物の取捨は自分で決めますので、無理な思い込みや他人の目を気にするようなことはせずに、ありのままの気持ちと向き合うことが大切です。
ポイント:「今」が大切
「捨てて後悔したくない」と思い、「捨てられない」になり、「だからダメなんですよね」と言う方も多いです。
捨てられないと思うなら、今がそういう価値観なので、無理に捨てることはないと思います。
仮に捨てたとして、その後でやっぱり必要になることがあったとしても、当時の自分の判断が「捨てる」だったのなら、それはそれで良いのではないでしょうか。
買い直すことになった場合、金銭的な損失があるかもしれません。しかし、自分を否定してしまう感情は金額では判定できない損失がありそうです。
「あの時は捨てようと思った、それがその時の自分の判断」「今また必要になった、それが今の自分の現状」と、区別して考えます。
思い出の物の場合は買い直すことができませんので、後悔しそうと言う気持ちが強くなりやすいです。しかし「再び使う」という機会はほとんどありませんし、捨てようと思って捨てたのなら、その時の判断を肯定しましょう。
そうすると、どのような選択をしても「だからダメなんですよね」とはならずに済みます。