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見つけたら即ゲットして!シェフたちに大人気のツボミ食材【野菜のプロ】農業女子歴15年が伝授

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ

飲食店への野菜納品してるときには、シェフたちからは「何か珍しい野菜ないの?」と言われることがほんと多いのです。他のお店との差別化のために、飲食店の方々は、日々めずらしいものばかりを探しているので、農家としても「こんなものがあります」と珍しいものを提案するのが使命にもなっています。そこで今回は、珍しい食材「ニラの花」をご紹介します。

花盛りの前の一瞬に!

ニラの花・満開の状態
ニラの花・満開の状態

ニラを刈り取ったあとも、ニラの葉っぱはどんどん出てくるのですが、その後秋にむかっていく今のシーズンに、ちょうど花が咲く準備がはじまるのです。満開になるその一歩手前のツボミの部分!それがおいしい「花ニラ」の状態になります。

咲く直前の蕾(ツボミ)だけ

ニラの花のツボミ
ニラの花のツボミ

実は、この花が咲き乱れる前のツボミの部分が食べられることを知らない方が多いです。花が咲いてしまうと、茎から花までかたくてまったく歯がたたないのですが、ツボミの状態のときはツボミから10cmくらいのところまでは、とてもやわらかいので、食用としてはベストです。ちなみに、食用ではない観賞用の花ニラも存在するので気をつけてください。ただ、農家は食べられるニラなのかどうかはしっかり理解しているので、「花ニラ」の状態で直売所などで販売してる方もいますので、チェックしてみるのも楽しいと思います。

食べ方は簡単!ゆでたり・炒めたり

茹でる前のまとめた状態の花ニラ
茹でる前のまとめた状態の花ニラ

バラバラになると、あとで処理が大変なので輪ゴムなどでまとめて、このまま茹でます。そうするとその後の料理が楽々です。

そのまま茹でただけの花ニラ
そのまま茹でただけの花ニラ

一番簡単なのは、そのままカットして、おひたしなどにすること。ポン酢やドレッシングなどをお好みの調味料をかけて食べるか、生のまま刻んで、しっかり油で炒めると非常に食べやすいのでオススメです。もちろん飲食店などでは1本そのままで茹でたものをお皿にのせて、お客さまに「これ何でしょう?」と会話を楽しむ材料になることも多いのです。知っていると農家としては、ちょっとしたお小遣い稼ぎになります。どんなものがシェフたちに人気があるのか、またそんな野菜の小ネタ話をお伝えできればと思います。

※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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